見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

お金では図れない美食の価値

2006-10-15 20:48:00 | 生き方・生活
秋祭りの季節。
この週末は、各地で運動会、収穫祭、展覧会、物産展などが目白押しです。
今日、仕事で参加したイベントのひとつ、里山の収穫祭では、地元の人が採取してきた松茸が、競り市の目玉商品として並べられていました。

「この大物で、15,000円くらいですね」と自分で採ってきた松茸を示した青年が目を細めました。「笠が開いてなければもっとなんですが」。

そう、地元産の松茸は大変高価です。
昨年、この時期に開催した全国会議に来訪した参加者が、「ぜひ、地元の松茸を土産にしたい」と、どこに行くといい物が手に入るか教えてほしいと熱心に聞いてきました。
昨年は少雨がたたり、キノコ不作の年でした。地物は希少価値でダイヤモンド並の価格。松茸料理を売り物にしている宿泊施設や料理屋では、仕方なく韓国や北朝鮮からの輸入物で対応せざるを得ない状況でした。
それを伝えたところ、
「知っています。とりあえず10万持ってきたんですが、それでもだめですかねえ」と。

イベリコ豚生ハム、オマール海老、黒毛和牛、キャビア、トリュフ、フォアグラ、ロマネコンティ…
世界には様々な高級食材が存在し、日常的に食する人々と、生涯縁のない人々と様々です。
松茸に10万かけるくらいなら…と思ってしまうのは、庶民の発想でしょうか。
少なくとも、「うな重」より「ふりかけ玄米ご飯」の方が数倍美味しいと思う私の判断できるレベルのものではないことは確かです。


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