ハチ - ドーナツホール 2024 , HACHI - DONUT HOLE 2024
ハチ「ドーナツホール」 描き下ろし原画 & 新MV公開
- NEWS
- 2024.09.30
2013年10月28日に米津玄師がハチ名義で発表したVOCALOID楽曲「ドーナツホール」。11年の時を経て、ハチ(米津玄師)が新たにイラストを描き起こし、その原画をもとにフルアニメーションのミュージックビデオが制作されました。
「ドーナツホール」は、ハチ(米津玄師)が、楽曲制作とミュージックビデオ映像制作を自身で手がけ、2013年10月28日に公開された作品。ボーカロイドGUMIの歌唱する楽曲に、ミュージックビデオでは、GUMI、初音ミク、巡音ルカ、鏡音リンの4キャラクターが描かれました。
今回、ハチ(米津玄師)により、当時のキャラクターが新たに描き起こされ、その原画と原案をもとに、新たにフルアニメーションのMVが制作されました。MVの監督は神谷雄貴氏、アニメーションキャラクターデザインに千葉崇洋氏、制作はProduction IG、プロデュースにBLUE RIGHTSなど豪華布陣が集結。「壊れていても構いません」という米津玄師が「LOST CORNER」でも打ち立てたキーワードを軸に、廃品回収業を営むGUMI、初音ミク、巡音ルカ、鏡音リンの4人が登場する、新たなストーリー仕立ての映像となっております。
https://www.godiva.co.jp/items/donut-hole.html
hachi08コメント
今回の新MVはGODIVAさんからドーナツホールで商品を出したいというお話を頂いたところから始まりました。直感的に面白そうだと思い立ち、それなら新たに絵を描こうと一念発起してGUMIたちを描き下ろし始めたのですが、次第にどうも「彼女たちが自分の中で成長している」ことに気づきました。
頭身も顔つきも服装も新たになった姿を見て、ああこんなふうになったんだなあと感慨に耽っているうちに、ふと当時この曲のMVを作っていた頃のことを思い出しました。11年前の投稿者コメントにも書いたように、この曲で少年漫画のような物語を作りたいと夢想していたのです。
しかし当時のわたしにはそれを実現するだけの技術がなく、またそこに邁進するだけの時間もありませんでした。夢想は夢想のままに埋没して、いつしかそれは薄ぼんやりとした心残りになってしまっていたのですが、成長した彼女たちと対面して初めて、この未練を取り除くのなら今しかないと確信しました。
丁度タイミングよくProduction I.Gと神谷雄貴監督の両名と邂逅して、彼らにMVを作って貰ったというのが今回の経緯です。出来上がった映像を初めて見た瞬間、瞬く間に未練が浄化していったのをおぼえています。それなりに長く音楽を続けてきましたが、やっぱりわたしはここから出発したんだなと改めて実感しました。ここに至るまでに関わってくれた全ての人に感謝しています。本当にありがとうございました!
ハチ - ドーナツホール , HACHI - DONUT HOLE