ライバルは島耕作?何も専務の奮闘記

ファミリービジネスを担う?ボンボン育ちの何も専務・・・ライバルであったはずの島耕作はとっくに社長->会長->相談役・・・

これだけのために・・・

2011年03月08日 | お仕事

申請書の表紙に捺された、無機質なハンコの跡。
このたった一つの受領印が貰えず、徒に経営資源を費やした5年間だった。

とにかく凄まじいプロジェクトだった。
自社開発工事など一度も手掛けたことのないチームが取り組んだ、大規模造成工事。

自然の怖ろしさ、お金が絡むと変貌する人間の怖ろしさ、声の大きい人の怖ろしさ、無言の圧力の怖ろしさetc.・・・
刀折れ、矢尽き、二人の人間が病に倒れ、内一人はチームを去ってしまった・・・

それでも、このプロジェクトからは

・多分大丈夫だろうという考え方では、ものごとは進められない。
・お墨付きは信用してはいけない。
・辛いと思う仕事は後回しにせず、真っ先に片付ける。
・Yes or Noは、明確にする。
・できることとできないことを、きっちりと相手に伝える。
・脅しに屈してはいけない。
・「知らないこと」は罪。
・自分の目で必ず確かめる。
等々、

公共土木工事だけを手掛けていては接することができなかったであろう、数え切れないほどの知見を得ることができた。
しかしながら、費やされた莫大な時間と、法外な授業料を活かすも殺すも、これからの我々の行動次第。
絶対に成功に繋げて見せる!・・・と心に誓った。

それにしても、先輩達から伝えられた『終わらない仕事はない』という言葉が、これほどぴったりとくるプロジェクトはなかった。
残された仕事は、打ち上げだけ。
目一杯、楽しむこととしよう!

関係者の皆様、本当にお世話になりました。
心より申し上げます。
ありがとうございました。



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