先日完成した、富士冷様の枕崎超低温冷蔵庫。
最終チェックと、完成披露を兼ねた出張で、冷蔵庫から出た瞬間メガネが凍り付いてしまう-50℃の世界を体験してきた。
鮪や鰹は、釣り上げられた後、直ぐに漁船内の超低温冷凍庫に保管され、鮮度を保ったまま日本に到着する。
そして、保冷設備が完備したトラックにより、超低温冷凍倉庫に保管される。
さらに、その超低温冷凍倉庫から、保冷設備付きのトラックにより、各地に運ばれていき、刺身になる直前(さらにきめの細かい流通が存在する)や鰹節や缶詰などに加工される直前に解凍される。
この流通過程を、コールドチェーンと言い、我々が美味しく魚を食べることができるのも、このコールドチェーンがしっかりと整備されているからこそである。
さて、船から降ろされた魚は、このようにして、超低温冷蔵庫に運ばれ。
この中で、カチンカチンの状態が保たれる。
出荷されるときには、このように空のトラックが横付けされ。
低温状態に保たれた、荷さばき室で魚が手作業で積み込まれる(ギュウギュウに詰め込むためには、手作業でなくては難しい・・・)。
ちなみに、この冷蔵庫を冷やしている冷凍機は、このように巨大なもの。
コンピュータとセンサにより、24時間監視されている。
当社の建築が、美味しい魚の流通に一役買っていることを実感できて、本当に良かったと思う。
みなさんも、鮪や鰹を食べるときに、超低温冷蔵庫のことを、ちょっと思い出していただければ幸いです。
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