ライバルは島耕作?何も専務の奮闘記

ファミリービジネスを担う?ボンボン育ちの何も専務・・・ライバルであったはずの島耕作はとっくに社長->会長->相談役・・・

商品と人とどちらで撰ぶか?

2009年02月09日 | お仕事
お昼ご飯代わりにと、久々に訪れたたこ焼き専門店。
そこでは、明らかにバイトと思しきギャル(死語?)がたこ焼きを焼いていた。
手つきは中々のものであったが、商品の上に落ちてしまうのではないかハラハラさせられてしまう厚化粧に、いくら鉄板が熱いとは言え、長袖の下にしまい込んだ掌からニョキッと突きだした料理用菜箸が、食べ物に対する『見た目の美味しさ』というものを削いでしまっている。

そんなことを思いながら列に並んでいると、こともあろうにそのギャルが、鉄板とガラスの間のステンレス台に、焼いたばかりのたこ焼きを一舟分ぶちまけてしまった。

もったいないな~と思いつつ、当然廃棄処分されると思っていたそのたこ焼き達は、ご見物の面前で、あろうことか再び鉄板の上に・・・

そして、自分の番。
予想通り?ぶちまけられたたこ焼きが舟の上に盛られ、販売係がそれを包もうとする。

『もったいない』思想の教育により、最近では多少の賞味期限が切れたものや、家の床に落ちた程度では、口に入れてしまえるようになったが、鉄板の油を感じさせないほどピカピカに磨かれたステンレス台をバイトのギャルが維持するためには、きっと大量の油を分解する化学洗剤または界面活性剤が使用されているに違いない・・・と考え、意を決して『その舟の中には、さっきそこの女性がステンレス台に落としたたこ焼きが混じっているから、反対側の鉄板で焼いたたこ焼きにして下さい』とお願いした。

勿論、小心者の自分の内心はドキドキ。
他のお客さんの視線も、痛いほどに感じる。
案の定、たこ焼きぶちまけギャルからはガンを飛ばされ・・・

それでも、そのガンづけにもめげず、きちんと支払いを済ませ、その場を後にしようとすると、自分の後ろに並んでいた女性も『あたしもこっちの鉄板で焼いたたこ焼きは止めて!』とリクエストしている声が聞こえ、自分だけがギャルの行動に違和感を覚えていたわけではないことを知り、心底ホッとした。

そのようなハプニングはあったものの、久し振りに食べたたこ焼きは相変わらず美味しく、また食べたくなるようなレベルであったが、あのギャルに再び会わなければならないと考えると腰が引けてしまう。

翻って、自分の会社のことを考えると、どんなに安くて品質の良い建物を提供したとしても、担当者がお客様から敬遠されたら、2度とそのお客様から声が掛かることはないだろう。
自分を含め、社員教育の大切さを実感したエピソードだった。

他山の石、他山の石・・・

最新の画像もっと見る

コメントを投稿