
HSC(Hashimotogumi Surfing Club)の面々が、富士登山に行ってしまった週末。
影練をしようと、早朝から海に向かった。
今回のターゲットは吉田港横の、住吉海岸。
当社が施工した消波堤の効果により、海岸線の砂浜が復活してきたグッドスポットだ。
ただし、砂の付き方が本当の自然地形でないため、波の立ち方が一定でなく、初心者の自分にとっては、少々敷居が高いが、早朝の時間帯なら大丈夫であろうと踏んで、4:30に自宅を出発した。

早朝のせいか、海一面にもやがかかっていて、幻想的な雰囲気が溢れ、雲間から昇る朝日が、本当に美しい。
そして、誰もいない海に入り込んで、練習開始。
いつものように、胸くらいの深さの位置に立って波を待ち、何度、いや、何十回かのトライアルの末、3回連続ボードの上に立てるようになり、少々の自信も付いてきた。
調子に乗って、『よ~し、次は沖目から大きなうねりに乗って、長い時間ボードの上に立っていよう』と考え、沖に向かってパドリングを開始した。
しばらくの波待ちの後、結構大きめの波が来て、いざ出陣。
そして、ボードに波の力を感じた瞬間、悲劇が襲った。
ボードが走り始めてから立つということばかりに気を取られ、立つタイミングが遅れてしまった結果、ボードの先っぽが海に突き刺さり、そのままドラム式洗濯機の中の洗い物状態。
耳と鼻の中には海水が満ち溢れ、凶器と化したフィン(ボードの下に付いている安定板)が、ウェットスーツを切り裂く。

もしウェットスーツを着ていなかったらと考えると・・・正直言って、ゾッとしてしまった。
その時の恐怖感が頭から離れず、それからはボードの上に立つどころか、ボードにしがみついたまま、ボディーサーフィン状態となってしまった

ゴルフのイップスは良く聞くが、まさかサーフィンでイップスになってしまうとは思わなかった

でも、ここで挫けては男がすたる。
これに懲りずにまた海に通いたいが、今回の出来事で、嫁さんから『一人サーフィン禁止令』が出てしまった。
どなたかお付き合いをお願い致します・・・
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