夏へと向かう季節とは裏腹に、建設業界に吹く風は、一段とその冷たさを増したようだ。
(社)全国建設業協会(全建)がまとめた会員企業の倒産状況によれば、2008年1月から3月までの倒産件数は前年同期に比べて6割増え、128件だったことが判明し、同時期の倒産件数としては同協会が調査を開始した1995年以来、「最悪」(全建)の状況とのこと。
128件のうち、全体の約6割に当たる77件は土木を主体とする会社だった。・・・【ありゃ、当社も該当】
前年同期も土木が全体の6割を超える状態だったが、件数では前年同期の52件と比べて約1.5倍に増えてしまった。
建築を主体とする会社は27件で、土木と建築を兼ねた会社が23件で続く。
地方自治体が付ける格付け別で見ると、上位ランクから順に倒産件数が多く、Aランクは31件。・・・【ありゃりゃ、当社も該当】
Bランクは27件、Cランクは20件で、いずれも前年同期と比べて増えた。
一方、Dランクは前年同期よりも4割近く減って5件だった。
倒産を原因別で見ると、最も多かったのは全体の64%を占めた「受注の減少」による82件。・・・【ありゃりゃりゃりゃりゃ、当社も該当】
前年同期と比べて27件増えた。
次いで多かったのが赤字の累積で、前年同期の4倍以上に当たる21件に増えている。
一方で、放漫経営や過小な資本を原因とした倒産は、前年同期と比べてそれぞれ減ったそうだが、これは建設業界でなくても同じで、今まで倒産しなかったことに驚いてしまう。
10年前にこの日が来ることを予測し、建築部門への進出を中心に、様々な経営努力を積み重ねてきたが、予想を上回るスピードで世の中が変化していく。
3年前の部門会議で「今は立っているだけで、生き残ることができる。周りの会社が倒れていくからだ。」と訓示したが、今では自分が立っているのがやっとだ。
どんなに予測をして、その対処方法を考えたとしても、本当に実践できなければ意味がない。
予測が現実のものとなる恐怖に打ち震えてしまった、何にも専務でした(マル)
でも、負けないもんね
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