『見られる』ことの怖さ

今日の午前中、当社への入社を考えていただいてる方に対する、面接を行った。
当社の場合は、会社設立以来一度も筆記試験等を実施したことが無く、１００％面接試験のみで選考を実施する。

面接は、会社が入社希望者を判断する場であると同時に、入社希望者が当社を判断する場でもあり、この面接により一人の人生が大きく変わってしまうことの可能性を考えると、気を抜いた対応をすることはできない。

面接そのものは和やかな雰囲気の中で、お互いが求めている部分を忌憚なく交換することができ、非常に有意義なもので、自分にない知識の一端を、様々な場面で伺い知ることができ、色々な刺激を受けることができた。

中でも一番驚いたことは、面談相手の当社ホームページの内容に関する、洞察の深さであった。

普通であれば、さらりと右から左へ受け流されてしまう『会社の組織図』に対して、『何故、建築士事務所が営業部門に所属しているのでしょうか？』と、鋭い突っ込みを入れてくる。

面接担当者の中に、たまたま自分が含まれていたので即答することができたが、そうでなければ『いや～、何ででしょうね？』と流されてしまい、『この会社は、組織の意図すら伝わっていない、コミュニケーションが悪い会社だ。』と判断されてしまったかも知れない。

もっとも、そこまで読み込んで貰えれば、HPを作った甲斐があるが、中途半端なものはかえって会社のイメージダウンにつながってしまう怖ろしさを実感した。

とはいえ、当方の作業進行上の遅れから、HPの全面リニューアルから1年半が経過したにもかかわらず、『工事中』の箇所がそこかしこに見られる。
本業での工事中はありがたいことだが、HP上ではみっともないかぎりだ。

早速このBlogを綴り終わったら、原稿を埋めないと・・・