ネチコマ!
1967年の松竹映画『宇宙大怪獣ギララ』へのオマージュ。低予算なりにCGを使わずギララの造型や格闘シーンに特撮技術が映えているのですが、いかんせんテンポの悪さ、脚本の悪さが災いしてるように思える。
洞爺湖サミットの開催時期に合わせて作ったことは評価できるものの、各国首脳の風刺だとか、サミットそのものへの風刺はパンチ力を欠き、最も辛辣な情報操作などを東京スポーツの記者(加藤夏希、加藤和樹)に直接喋らせているのが残念でならない。環境問題が重要なテーマであるサミットだけに、アメリカ大統領への皮肉が全くないこともいただけないのだ。そんな政治的な風刺を楽しもうと思っていたけど、、今日のニュース「ブッシュ大統領が竹島問題に介入」が強烈すぎたため、日本首脳・伊部首相の弱腰外交がさらに痛く感じられた。
さすがにそれぞれの国の思惑は控えめであるけど、各国の日本に対する考え方や国民性などをおちょくった部分は面白い。ただ、同じ河崎実監督の『日本以外全部沈没』でも感じたことに、北方領土問題とか北の問題なんかは風刺というより監督自身の主張に過ぎず、笑うに笑えないのです。ザ・ニュースペーパーの大泉元首相の発言なんてのもドキリとはさせられるが、どんでん返しによって引いてしまうし・・・むしろ、どんでん返しの無いほうが面白いのに。
どうしようもない映画のようですが、これでもヴェネチア国際映画祭の公式招待作品となっています。まさかビートたけし効果?と、ビートたけしが『大日本人』の松本人志のように大暴れするかと思っていたら、スーツアクターに徹していたのでしょうか・・・素顔が見えないのでわかりません。声だけは本物っぽかったです。
なんだかんだ言っても河崎実監督の努力や熱意は買いたい。それに東京スポーツの編集長(井上純一)の演技が熱入ってるし、タケ魔人を崇拝する村人たちの踊りが真面目すぎるので涙が出てくるほど。それにウルトラマンのハヤタ隊員(黒部進)やウルトラセブンのアマギ隊員(古谷敏:ウルトラマンの中の人でもある)も出ずっぱりなので嬉しくなってくる。ゲストの水野晴郎だって・・・シベ超のTシャツ着てたし。
★★・・・
1967年の松竹映画『宇宙大怪獣ギララ』へのオマージュ。低予算なりにCGを使わずギララの造型や格闘シーンに特撮技術が映えているのですが、いかんせんテンポの悪さ、脚本の悪さが災いしてるように思える。
洞爺湖サミットの開催時期に合わせて作ったことは評価できるものの、各国首脳の風刺だとか、サミットそのものへの風刺はパンチ力を欠き、最も辛辣な情報操作などを東京スポーツの記者(加藤夏希、加藤和樹)に直接喋らせているのが残念でならない。環境問題が重要なテーマであるサミットだけに、アメリカ大統領への皮肉が全くないこともいただけないのだ。そんな政治的な風刺を楽しもうと思っていたけど、、今日のニュース「ブッシュ大統領が竹島問題に介入」が強烈すぎたため、日本首脳・伊部首相の弱腰外交がさらに痛く感じられた。
さすがにそれぞれの国の思惑は控えめであるけど、各国の日本に対する考え方や国民性などをおちょくった部分は面白い。ただ、同じ河崎実監督の『日本以外全部沈没』でも感じたことに、北方領土問題とか北の問題なんかは風刺というより監督自身の主張に過ぎず、笑うに笑えないのです。ザ・ニュースペーパーの大泉元首相の発言なんてのもドキリとはさせられるが、どんでん返しによって引いてしまうし・・・むしろ、どんでん返しの無いほうが面白いのに。
どうしようもない映画のようですが、これでもヴェネチア国際映画祭の公式招待作品となっています。まさかビートたけし効果?と、ビートたけしが『大日本人』の松本人志のように大暴れするかと思っていたら、スーツアクターに徹していたのでしょうか・・・素顔が見えないのでわかりません。声だけは本物っぽかったです。
なんだかんだ言っても河崎実監督の努力や熱意は買いたい。それに東京スポーツの編集長(井上純一)の演技が熱入ってるし、タケ魔人を崇拝する村人たちの踊りが真面目すぎるので涙が出てくるほど。それにウルトラマンのハヤタ隊員(黒部進)やウルトラセブンのアマギ隊員(古谷敏:ウルトラマンの中の人でもある)も出ずっぱりなので嬉しくなってくる。ゲストの水野晴郎だって・・・シベ超のTシャツ着てたし。
★★・・・
ちと評価悪そうだなぁ・・・
裏切られた「神様のパズル」もあるし、チャレンジしてきます。
「ギララ」に「ぱたた」、名前のリズムはちと似てます。
怪獣繋がりで『ゴジラ(1954)』の本多猪四郎監督は
何と私が住む鶴岡市出身なんです!いやー驚き!
ガソリン代が本当に痛いですよね。
祐。様の家からだと往復だけで映画代に相当しちゃうほど?
yahooの評価を見ると、結構得点が高い・・・
上手く言えないけど、風刺が直接的すぎるってのが一番の難点でした。だから笑えない・・・
>ぱたた様
ギララにぱたた・・・(笑)
見ようによっては可愛い怪獣でしたよ!
本多監督が鶴岡出身ですかぁ~
もしかして駅前なんかにゴジラのオブジェとかあったりして・・・あるのなら見に行きたい~
やはり体操金メダルはネチコマ。
確かに風刺が中途半端ではあるが、一つ一つはどきりとする風刺であり、そのまま全てを実施してもらいたかった。
対策本部の戒名は次々と変わるのは面白かった。
日本でこのような映画を観客が評価してくれるようにならないとを日本の映画の幅は狭くなるでしょう。という事で、この映画は映画館で見る映画だと思いました。
何と9/6からイオン三川で上映です。
河崎実監督作品を上映するのは最初(で最後?)かも。
でも大画面で観てOKなんスかね~
ネチコマの歌と踊りは今でも鮮明に・・・あのシーンは危険ですよね(笑)
風刺の中途半端さに関しては、結局直接的すぎるんですよね。あれだと討論番組に出演している議員が吠えているのと変わりない。風刺ってのはもっと暗に含みを持たせるとかしなきゃダメなんじゃないかと思っています。
たしかにこの手の映画はまず客が入りませんもんね。バラエティ番組との差別化が必要!ってところじゃないでしょうか・・・
>ぱたた様
凄い!
とうとう上映ですかぁ~
マイナーな作品を上映してくれるイオンが好きになりつつあります(笑)
怪獣映画独特の雰囲気はやっぱり映画館!迫力云々よりも雰囲気が大切なのかと思いますよ~
全くです。
コントというくくりで観ても笑えない寒い
やるなら才能ないなりに正々堂々と駄作を作って欲しかったです
脚本はひどいですよね~
せっかく作った怪獣のシーンがもったいないです。
この監督って、下手な風刺よりももっとストレートにおバカな主人公が熱血ぶりを発揮するような作品が似合ってるのかもな~