今回の遠征予定で最初のレース、gent-wevelgem u23に参加してきました。
コースはこんな感じ↓
分かりにくいかもしれないですがスタートした街を起点に大きく一周(オレンジの線)して約115キロ地点から石畳みの登り含む周回コースに入りそこを2周しスタートした街に帰ってくる185キロ(パレード含むと190キロ)のレースになりました。
僕は初めて参加したのでどんなレースになるのか分かりませんでしたが去年参加した選手や浅田監督、橋川コーチの話を聞くと47キロ地点からの直線10きろで横風の影響でエシュロンが組まれ集団が分断され、そこで前に残った選手で周回路で勝負が決まるレースになりそうとのこと。
なのでその前にみんなで集団の前に上がって位置取るのを事前のミーティングで確認したのとこういった平坦コースが得意な岡本選手、小野寺選手を中心にレースを進めることを前日のミーティングで話し合いました。
朝、スタート地点に着いてみると思っていたより風は強くなく予報通り東北東の風が吹いていました。つまり、横風区間は横追い風。(横追い風は横風よりも後ろでスリップストリームがほとんどきかないため横風よりも更に集団が分断されやすい)
着替えてスタート地点に移動して少々肌寒い中スタートが切られました。
最初はパレード走行、しかしこちらのレースはパレードから勝負が始まっています。
速度は遅いものの隣の選手のハンドルとハンドルが当たり前の選手との車間距離は0、少しでも隙間があれば入り罵声が飛び交っているという久々のヨーロッパ(と言うよりはネイションズカップか?)のレースを久々に感じながらコミッセールカーのすぐ後ろいうそれなりに良い位置を取ることができスタートを切ることができました。
スタートしてすぐにアタック合戦が開始され抜け出しては吸収されを繰り返ししばらくしてから20人くらいの逃げが決まりました。
日本からは山本選手が入った。
僕はその逃げは自分から行くことはしなく、脚を使わず反応できるタイミングだけ飛びついて何度か反応したが基本的には脚を溜めて47キロ地点からの横風区間に備えました。
47キロ地点に近づくにつれ集団が殺気立ってきてあちこちで罵声が飛びあい集団が道幅いっぱいギュウギュウに詰まってきた。
小さな落車も何度か起きている。
僕は近くにいた孫崎選手、岡本選手、小野寺選手達と前に位置取ることができ、問題の47キロ地点を集団の5番手で曲がることができました。
そこからはペースが上がりエシュロンが組まれるのか…と思ったらそこまでペースが上がり切ることはなく、速いことは速いのだが風下にいれば難なくこなせるような速度(風上だとキツいけど)までしか上がることなく分断させたそうなチーム(ベルギーなど)もいるがなかなか他の協力が得ることができていなそうな感じでした。
そのまま分断することがなくその直線を過ぎました。
ここまで集団が全くと言っていいほど小さくなることがなく、ここから始まる吹きさらし区間でもう1発ペースアップがありそうな感じだったのでみんなが警戒してまた一気に集団の密度が濃くなり、なんだか嫌な雰囲気だな〜と思ったところで前から3列目4列目あたりのかなり前の位置で大落車発生。
道が左右全て塞がれ自転車と人が宙を舞っていく様はまさにカオス以外の何物でもない。
幸い僕はタイヤをフルロックしつつも止まることができ、後ろからも突っ込まれることはなかったもののここで岡本選手、小野寺選手、孫崎選手がこの落車に巻き込まれてしまう。
自転車を担ぎながら道路の端の草むらをかき分け一緒に遅れた選手15人程と前の集団を追う。
だんだんと集団は近づいてくることができ15分程のローテーションの末に追いつくことができました。
追いついてみると落車で集団はかなり人数を減らし40人程になっていた。
僕らの後に何人か追いついてきて最終的に60人程で周回コースに突入していきました。
周回コースに入ってすぐ細い上りがある為とにかく前で周回コースに突入する必要がありました。
なので周回コースに入る直前の下りとコーナーで道のギリギリを使い周回コースには前から2列目で突入することができました。
上りに入るとノルウェー人の世界チャンピオンクリストファー選手が様子を見るようにアタックしていき集団がかなり伸ばされた。
しかし前で突入できていた為難なくクリアすることができ石畳みの上りへ。
ここでは番手を下げてしまい中千切れの巻き添えになってしまうが一緒に遅れた選手達と協力して集団に追いつくことができました。
そこからは横風を使って攻撃をしてくる国があったりでしたが無事周回2周目へ。
最初の上りでは入る時にあまり良い位置を取ることができず中千切れにあってしまい石畳みの上りまでローテーションを組んでなんとか石畳みの上りの直前で追いつくことができました。
しかしここでの追走で結構脚にダメージを追い石畳みの上りまでの緩い上りで番手をあまり上げることができず石畳みの上りに突入。
とにかくここが踏ん張りどころだと思って落ちてくる選手をかき分けながら死ぬ気で踏むが少しずつ、少しずつ前の選手との距離が開いていく。
結果から言うと僕の前の選手はメイン集団に残ることができ僕はメイン集団に残れなかった。
ここであとちょっと耐えられる脚があれば…30人程のメイン集団でゴールできていただろう。
そこからは雨澤選手含む数人とローテーションを組んでメイン集団復帰を目指すが少しずつ、少しずつメイン集団の背中が遠ざかっていく。
そのまま復帰できることはできず遅れた選手達と一緒に66位でゴールとなりました。
あと少しでメイン集団に残れなかったのはとても残念だし悔いが残りますが調子は決して悪くないと思うので次のネイションズカップのツールドフランドルまでは2週間あるのでトレーニングししっかりとコンディション上げていきたいと思います。
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