8日間に及ぶツアーオブジャパン(TOJ)が終わりました。
毎年ながら1クラス、そしてアップダウンの激しいコース設定も加えてかなりキツいレースでした。。
僕の目標はUCIポイントをしっかり持って帰ることでした。
その為にステージ3位以内、又は総合25位以内に入らなければならなかったです。
第1ステージ堺
3kmほどのショートTT、今年はスタートゴールの場所が変わりました。
コーナーの多いショートTTは苦手ではないもののこの分野のスペシャリスト達には及ばずトップから+7秒の位からの滑り出しとなりました。
第2ステージ京都
京阪奈の丘陵を生かしたアップダウンとテクニカルなコーナーが続くこのコース、毎年上位に入っている得意なコースなのでステージでUCIポイントを取るとしたら一番チャンスがあるのはこのコースなのではないかと考えていました。
スタートから木村さん含む4人が飛び出して行き、それを集団が追う形でレースは進んでいきました。
ラスト2周くらいからペースが上がり始め、ラスト周回の下りを終えた頃には中切れもあり30名強になった集団が逃げを捉えました。
その集団の中にはチームからは僕と入部さんが入りました。
そこからラスト3キロ程でバーレーン・メリダの新城選手がアタックしていき、その動きを追走した選手達に反応し9名で飛び出しましたが牽制もありラスト1キロで吸収、そのタイミングでヌメーっと飛び出した雨澤選手の優勝となりました。
僕自身は14位+0秒。
ステージのチャンスがあるところにいただけに悔しかったですね…😇
第3ステージいなべ
細い激坂だったり吹きさらしの横風だったりヨーロッパチックないやらしいコース。
過去に大きく1人で遅れた苦い思い出があるだけに総合を考えると全く気が抜けないステージでした。
レースは2人の逃げが行きそれを淡々と追う展開が続きました。
僕は山岳ポイントを取りたい木村さんのフォローをしつつ後半にそなえました。
ラスト1周手前の横風区間でバーレーンメリダのペースアップで集団が分断。僕は先頭20人の次の集団に取り残されてしまい終わった…と思いましたが諦めず同じく遅れた選手達と追い続け前の牽制もありラスト5キロ程でなんとか先頭集団に合流。
なんとか先頭集団でゴールできましたが上りゴールだったのでタイム差を+20秒取られてしまいました😅
第4ステージ美濃
アップダウンのコースばかりのTOJの中で東京ともう一つの平坦ステージの美濃。
基本的にはスプリントになるのでチームは咲哉を中心にステージを狙い総合でまだ大きく遅れていない僕、入部さん、湊さんは咲哉のフォローをしつつタイム差を取られないよう休みながら翌日へ繋ぐように意識してスタートしました。
山岳賞狙いの木村さんを含む5名が飛び出し、それをリーダーのパーレンがコントロールし後半になるにつれスプリンターチームもコントロールに加わりタイム差がどんどん縮小していきました。
僕はラスト1周までチームで固まり位置どりしていましたがラスト10キロを切ったあたり運悪くでメカトラによりバイク交換して全力で追いましたが、結局追いつけず集団とは+1:30のタイム差を取られてしまいました😂
正直総合25位以内に入るのはこの時点で難しいかもと感じてしまいましたが南信州、富士山、伊豆のステージにつくであろうタイム差から考えれば小さいものだろう、とポジティブに捉えステージはもちろん総合でも諦めずにチャレンジしていくことにしました
第5ステージ南信州
総合を考えると大事な山場の一つの南信州ステージ、一言で言うならキツい5分程の上りとジェットコースターのような下りを合わせたハードなコースです。
そして一応長野県出身(実家からは150キロ以上離れているけど…)として、昔からお世話になった方々や父親も応援に駆けつけてくれて頑張りたいステージ。
前半は逃げたい選手達がアタックしていきかなり速い展開で集団がどんどん小さくなっていきました。
接触されてちょっとしたトラブルなどもありましたがなんとか対処できました。
そしてラスト3周あたりからアタックもかかりはじめラスト2周で飛び出した2人が逃げ切り優勝、それを追走した選手が3位となりました。
僕はその後ろの+1:19の30名程に絞られたになんとか生き残り、その集団の5着8位でレースを終えました。
お世話になった人や父親に少しは頑張っている姿を見せることができて嬉しかった。
総合順位も自分より総合上位の選手が多数脱落したこともあり25位以内が見える位置に戻ってくることができました。👌
第6ステージ富士山
このTOJで1番のクイーンステージ、今年から富士スピードウェイの外周を2周してからあざみラインに突入するコースになりました。
スタート〜外周、あざみラインの入り口あたりまで咲哉🐒に位置どりを手伝ってもらい、あざみラインには先頭付近で突入することができました。
そこからは出来るだけ自分のペースで上ることを心がけましたが馬返しを過ぎ激坂がしばらく続くあたりから酸欠なのか目の前がフワフワしてきてペースダウン、上位からは離され総合も29位と少しダウンしてしまいました。
第7ステージ伊豆
上りと下りしかない120キロ、3500m以上も獲得標高があるステージ。
総合のことを考えるとここで前に残るしかチャンスがない。なのでなんとしてでも前にしがみついてゴールをしたいと考えながらスタートした。
スタートしてすぐは案の定総合逆転を狙う選手や山岳賞争いをしている選手達でアタック合戦でめちゃくちゃ速い。
中盤にようやく落ち着き逃げが6人ほど行き単独ブリッジしていった入部さんも加わりました。強い…
そこからはひたすら集団で耐える耐える、
逃げ集団もばらけ始め3人のみ先頭に残ることになりブリッジでかなり脚を使ってしまった入部さんは集団に戻ってきました。
ラスト2周のペースアップで更に縮小、キツすぎて気絶しそうになりながらなんとか集団の尻尾を掴み20人程に絞られた集団に残るも最後半周ほどで上りで脱落。
しかし総合25位以内もここで可能性があるので同じく脱落した選手と一緒に最後まで踏み続け逃げからは+2分、集団からは約+50秒でゴールしました。
ゴール後NPを見ると3時間半で4.8w/kgを超えておりレースのきつさがわかるかと思います😇
ここで総合もなんとか23位まで上げることができ、25位以内に入ることができました。
チームからは湊さんが15名程に絞り込まれた集団に残りステージ11位、総合順位を18位まで上げました。
強い……
第8ステージ東京
ようやく迎えた最終ステージ。
大井埠頭のど平坦ステージでセオリー通りにいけば集団スプリントになるがここ2年連続10名程が逃げ切っているので逃げ切りの展開も考えつつスプリントになれば咲哉🐒をフォローし湊さんと僕はタイム差を取られないように(僕の場合次の順位の選手まで3分くらいあるのでよっぽどなトラブルない限り大丈夫なのだが…)スタートしました。
スタートしてすぐアタック合戦が始まるが例年より大人しめ、今日はスプリントしたいチームが多そうだなぁと思っていると中田🏺含む3名の逃げが決まりました。
逃げには独走力のあるチェンキンロー選手(香港🇭🇰)が入っていたが人数もあり集団は逃げを容認しました。
そこからはリーダーチームのキナンがコントロールしていきましたが後半にかけてスプリンターチームも牽引に加わりラスト2周を切ったところで逃げは吸収、ステージ優勝はスプリントで決まることになりました。
チームでまとまり徐々にポジションを上げて行き湊さんを中心にラスト1周を切ったところで先頭まで出きり、被せられながらも最終3コーナーまでに逃げから帰ってきた中田に引き上げてもらい(中田GJ)最終コーナーでは咲哉をいい位置に放り込むことができました。
あとはトラブルなくもがければ良かったのですが咲哉がラスト300m付近でチェーン、ペダルが外れ悔しがってるのが見えました…惜しい…😂
最後は惜しかったですがこれまでやってきた中でスプリントに向けた連携は確実に上がっている、今回は不発でしたがきっと一番悔しいのは咲哉本人だし。きっと次はサヤンティーノ砲が火を吹いてくれることでしょう👍
僕は離脱した後もタイム差を取られないところでついて行き無事+0秒30位ほどでゴールしました。
総合 23位 +10:54 UCIポイント3ポイント獲得
目標としていたUCIポイントを少しながら獲得することができました。
これまでなんだかんだ取れたことがなかったので…嬉しいというか、ホッとしています。
しかし、仮に美濃のトラブルで遅れていなくてタイム差1:30取られていなかったとしても総合は1つ、22位までしか上がらないのでやはりこれ以上の総合順位を目指す為には富士山ステージでのタイム差を最小限にしなければならない、その為にはやはりもっと長い上りでの登坂力をつけなければならないですね。
それと伊豆では集団に残れればチャンスがあると思うので…そこも今後の課題ですね。
まだまだやらなければならないことは沢山あります👍
しかしちょっと疲れちゃったので次戦、ツールド熊野に向けて暫しの休養をしたいと思います。笑
各ステージ、本当に沢山の応援ありがとうございました、本当にキツい時に力になりました💪💪💪
熊野でももっと良い感じに食い込める(
中田ブログ参照)ように頑張ります👙
引き続き応援よろしくお願いします🙏🙏🙏
写真は全てシクロワイアード加藤さんです