Kota Yokoyama 『目指すはシャンゼリゼ! 』

SHIMANO Racing 横山航太のブログ

全日本選手権ロードU23

2017-06-25 17:34:06 | 日記
今シーズン前半の1番の目標に掲げていた全日本選手権が終わりました。

結果は優勝という最高の結果で終えることができました。

この全日本選手権に向けてシーズン初めから意識はしていましたが熊野が終わったくらいから本格的に準備し始めました。

今回のコース、1つ目の坂(4分ちょっと)と2つ目の激坂(2分ちょっと)と上りが勝負を分けます。そういったコースは割と得意ですが更に上りの反復能力を高め、そして勝負を決めるパンチを高めそれに向けたトレーニング、またパワーウェイトレシオを高める為減量、そして最高のコンディションで当日を迎えられるためにこれまでの練習データを見返して良かったレースの前の練習を参考にトレーニング計画を練ってみました。

また、2週間前からチームで八戸入りし入念にコースチェックしながらトレーニングできたのも大きなプラスになりました。
どこで踏んだら相手が苦しくてどこで踏んだら損をするのかと言うのをチームメートと一緒にチェックできたのは非常に大きかったです。



今回、僕のレースプランとしては小集団のスプリントに持ち込みたかったです。
その小集団、具体的には2〜5人くらいですかね。僕のスプリント力で勝てるような選手だけのスプリントにしていきたかったのでゴールまでにはスプリント力に長ける選手とは離しておきたかったです。

今回アンダーに出場した他のメンバー(小山、水谷)とは特にエースと言うのもは決めずに1人1人が勝ちを狙って、でも消極的なレースにだけはしないように話し合っていました。


レース前日に身体に刺激を入れるためにも8割くらいで10分走とインナースプリントをしてみましたがしっかりとコンディションが合わせられていることを確認でき、明日は勝てる、と思える値を出すことができた為自信を持ってスタートラインにつくことができました。





レーススタートすると前半から積極的な動きがありますが流れに身を任せて有力どころがいった飛び出しだけにはついていってとにかく無駄足を使わないように、またしっかりと補給をとりハンガーノックだけは起こさないように意識した。

やはり前日の感触は間違っていなく、脚は軽い。よく回るし全く乳酸が出てこない。勝負所さえ間違えなければいけるぞ、だから絶対に間違えるな、集中しろ、と自分に言い聞かせながら淡々と距離を消化していった。

中盤になり他の有力どころも動き出し、水谷、小山とともにお互い連携し合いながらチェックに入ります。
ここで2人とも本当によく動いていて、お互いがお互いを気持ちいいくらいにフォローでき安心して進めることができた。

いよいよ終盤になり残り4周、そのゴールラインの手前で他の有力どころ数名と小山、僕含む12人が飛び出しゴールラインを通過しますが集団が猛追してきて吸収、そのあとの1つ目の上りで中井選手(京産大)、富尾選手(鹿屋体大)が飛び出して頂上付近で野本選手(明治大)がいって3人の逃げができますがとりあえず様子を見てみることに。
最初は30秒付近でタイム差は推移していましたが集団(20名程度)の足並みが揃わず次の周の1つ目の上りでは差が1分近くまで開いてしまいました。

こりゃいかんと思いその周の2つ目の激坂の上りで足並みを揃えた追走を作るために、また周りの脚を見るためにも一発下から本気で踏んでみる。
頂上付近で1人になってしまったのでマイペースで待っていると山本選手(鹿屋体大)が追いついてきて2人になるが、山本選手は富尾選手が前に行っているので行くなら自分1人で行きたい感じであまり2人で行くことには協力的でなかった。

どうするかなーと思っていると僕らを追走する集団と言うのも崩壊したようで7人しか残っていない情報が入る、それだけ少なければ逆にみんな協力的に回ると考えて残り2周のコントロールラインを過ぎたところで吸収された。

僕の思っていた通り有力どころだけの7人が追いついてきて綺麗にローテーションが回っている。
小山もちゃんとここに残っていてくれた。

そこから前とのタイム差はジリジリと詰まって行ってその周の1つ目の上りで中井選手、富尾選手が野本選手のペースについていけず前が分解しているのが見える。

こっちの集団も数人が脱落し5人になった。

ここでスプリント力のある岡本選手を脱落させることができたのは僕としては大きかった。

これで前は野本選手1人。差は30秒程度、追いつくのは時間の問題だ。

一旦冷静になって周りの顔を見渡してみるが1番余裕がありそうなのは山本選手と小山、味方の小山がここで余裕がありそうなのは本当に心強かった。

フィニッシュラインを通過していよいよ最終周回、野本選手との差は30秒。

フィニッシュライン後の直線では背中がもう見えてきている。差も25秒…20秒…と詰まり1つ目の上りに入るところでは20秒を切ったくらいになっていた。

1つ目の上りに入った瞬間最高のタイミングで小山が飛び出して行く。(味方なので最高のタイミングだが、敵だったら最悪のタイミングだったと思う。笑)

ここまでみんな脚にきているところで上りの下から踏むのはかなり勇気のいること。
そこで自分の可能性を最大限生かす攻撃を仕掛けた小山の気迫は凄かった。

一瞬牽制が入り、小山が見えなくなったあたりで山本選手がブリッジをしていく。
すかさず飛びつき、ここで脚が攣りかけるがなんとか誤魔化しつつ食らいつく。

そのまま小山をパスして頂上付近では野本選手まで追いつき僕、山本選手、野本選手の3人になった。


3人…僕の描いていたレースプラン通りだ。
あとはもう1つの上りを耐えてアタックに対応しきれば勝てる。

しかし、お互いそれはわかっているのでまず頂上をすぎてすこし行ったところで野本選手と牽制しているところを山本選手がアタック。
なんとか追走し2つ目の上りの麓で吸収する。
そこの上りで今度は野本選手がペースを上げて野本選手、僕の2人になる。

このまま行っても良かったが僕はここで無理して脚を使いすぎるよりも一旦回復させて3人にまとめる方向にしたかったので野本選手は行きたそうだったが結局3人に戻る。

ここでラスト3キロ。
下り基調のアップダウンにでて山本選手が再三アタックをかけてくるが冷静に対応していかせないようにする。

残り2キロ、2人の動きを見たかったので道の左側にいたのを僕だけ右側にでて2人共見渡せるところにいくがここで牽制で僕だけすこし前に出る。

もちろんプラン通り3人まとめたいがこのまま僕が踏みすぎない程度に踏んで後ろに脚を使わせるのもアリだな、と思ったので踏んでいないふりをしてすこしずつ離して行って離れたところで初速だけ踏みあとはエアロポジションで脚を回す。

2人とも必死に追走してきて残り1キロでまた3人になる。

よし、ここまできたらスプリントだ。
ここのスプリントは上っていないように見えて意外と上っている、しかも向かい風で最後まで待った方が良いスプリントなのは事前チェックで何度も確認してきた。
踏み出すのは「ラスト150m」
それまでは焦っても絶対に踏み出さないように。


ラスト500くらいから山本選手が流し先行のように先行してスピードがだんだん上がっていく。

ラスト250、野本選手が出てきたので野本選手に乗り換える。

ラスト150、ココだ!
全開で踏み込みギアを上げていく。

50…25…並びかけてくる選手はいない。

ゴールライン…勝った!勝てた!!!


ゴールラインを超えて野寺監督が喜ぶ姿を見るとこみ上げてくるものがありましたが必死にこらえました。笑

本当にここまで集中してコツコツと取り組んできたことが全て報われて本当に嬉しいです。

こうして集中して取り組める環境を整えてくださった野寺監督、最高の自転車を最高の状態に整備してくださった大久保さん、凝り固まった身体をほぐして最高のコンディションにしてくださった鳴島さん。
また、得意とは言えないコースで本調子ではないながらチームが不利にならないように動いてくれた水谷、最後まで攻撃をし尽くしてゴール後は倒れるまで追い込んだ気迫の走りをした小山、一緒に練習して沢山のアドバイスくださったエリートのメンバー、本当にスタッフ、チームメートのお陰で勝てた勝利だと思います。

これからは「U23日本チャンピオン」として見られるわけですが、その名に恥じない走りができるよう今後とも精進していきたいと思います。
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