17~18日にかけて今回のネイションズカップ遠征最終レースとなるオランダのZRMツアーに出場してきました。
例年ど平坦で風が吹きさらしになるワンレースとして有名でしたが、今年からステージレースになり、例年以上にサバイバルなレースになることが予想された。
まずは、第一ステージ。120kmのロードレース。
前日から予想していたが、もう、スタートする前からレースは始まる。位置どりで負けて後ろからスタートすると待っているのはリタイアだと全員がわかっている。なので、パレードでは強引に上がろうとして落車が起きたり、リアルスタートをしてからも小さな落車が多発し、集団はとてもナーバスな状態だった。
初めの5~10kmほどは向かい風だったが、右コーナーが見えた瞬間に全選手がいい位置を取るためにスプリントをしだす。
そこで自分も上手く良い位置を取れれば良かったが、集団中ほどになってしまい、横風区間で吹きさらしにされてしまう。同じように遅れた選手同士でエシュロンを組み、チームカーなどを使いなんとか集団に戻るが首の皮ギリギリ繋がったというのが正しいだろう。横風区間前にもっと良い位置を取れれば良いのだが、これが難しい。
特に僕のような小柄な選手は180cmを超えるような選手には風除けにあまりならないらしく、なかなか入れてくれない。強引に入ればジャージやゼッケンを引っ張られ後ろに追いやられてしまう。
言い方が悪いかもしれないが、これは戦争だ。
そのまま70~80km地点くらいに差し掛かり、また横風。
前では狙ったかのようにオランダや北欧の選手など風を得意とする選手が踏んでいる。
また風下に張り付き、なんとか耐えていたが2~3人前の選手が耐えられず中切れを起こしてしまい、自分はそれを埋めることが出来ず、千切れてしまい、そのすぐ後ろにいたエシュロンに入り回すがゴールまで前に追いつくことはできなかった。
午後の第二ステージは25kmのチームTT
ここまで風の強い中チームTTを走ったことがないので少し不安になる部分はあったが、レース前の浅田監督のアドバイスを思い出しながらスタートする。
スタートしてすぐに横風区間となる。
あまりにも風が強く、またディスクにディープホイールはかなり煽られる。
そもそもマトモにTTバイクを乗ったのはこれが初めてだ。
最初は怖くてDHバーをほとんど握れなかった。
5kmを過ぎたあたりでようやくDHバーへの恐怖心も薄れ、スタート前の浅田監督のアドバイス通りここから踏んでいく。
風は強いが、突風はないので車間もだんだんと狭めることが出来てきた。
2人脱落してしまい、小石選手、岡選手、徳田優選手といったTTの得意とする選手に遅れをとらないように、また、自分も出来る限り引いていく。
ラスト5kmはホントに地獄でした(笑)
ゴールまでしっかりと回ることができましたが、優勝したデンマークとは3分以上の差をつけられてしまい、こういった独走力の力の差を見せつけられる結果となってしまいました。
しかし、こういった爆風横風のチームTTはなかなか経験できないので良い経験になったと思います。
day2に続く……
例年ど平坦で風が吹きさらしになるワンレースとして有名でしたが、今年からステージレースになり、例年以上にサバイバルなレースになることが予想された。
まずは、第一ステージ。120kmのロードレース。
前日から予想していたが、もう、スタートする前からレースは始まる。位置どりで負けて後ろからスタートすると待っているのはリタイアだと全員がわかっている。なので、パレードでは強引に上がろうとして落車が起きたり、リアルスタートをしてからも小さな落車が多発し、集団はとてもナーバスな状態だった。
初めの5~10kmほどは向かい風だったが、右コーナーが見えた瞬間に全選手がいい位置を取るためにスプリントをしだす。
そこで自分も上手く良い位置を取れれば良かったが、集団中ほどになってしまい、横風区間で吹きさらしにされてしまう。同じように遅れた選手同士でエシュロンを組み、チームカーなどを使いなんとか集団に戻るが首の皮ギリギリ繋がったというのが正しいだろう。横風区間前にもっと良い位置を取れれば良いのだが、これが難しい。
特に僕のような小柄な選手は180cmを超えるような選手には風除けにあまりならないらしく、なかなか入れてくれない。強引に入ればジャージやゼッケンを引っ張られ後ろに追いやられてしまう。
言い方が悪いかもしれないが、これは戦争だ。
そのまま70~80km地点くらいに差し掛かり、また横風。
前では狙ったかのようにオランダや北欧の選手など風を得意とする選手が踏んでいる。
また風下に張り付き、なんとか耐えていたが2~3人前の選手が耐えられず中切れを起こしてしまい、自分はそれを埋めることが出来ず、千切れてしまい、そのすぐ後ろにいたエシュロンに入り回すがゴールまで前に追いつくことはできなかった。
午後の第二ステージは25kmのチームTT
ここまで風の強い中チームTTを走ったことがないので少し不安になる部分はあったが、レース前の浅田監督のアドバイスを思い出しながらスタートする。
スタートしてすぐに横風区間となる。
あまりにも風が強く、またディスクにディープホイールはかなり煽られる。
そもそもマトモにTTバイクを乗ったのはこれが初めてだ。
最初は怖くてDHバーをほとんど握れなかった。
5kmを過ぎたあたりでようやくDHバーへの恐怖心も薄れ、スタート前の浅田監督のアドバイス通りここから踏んでいく。
風は強いが、突風はないので車間もだんだんと狭めることが出来てきた。
2人脱落してしまい、小石選手、岡選手、徳田優選手といったTTの得意とする選手に遅れをとらないように、また、自分も出来る限り引いていく。
ラスト5kmはホントに地獄でした(笑)
ゴールまでしっかりと回ることができましたが、優勝したデンマークとは3分以上の差をつけられてしまい、こういった独走力の力の差を見せつけられる結果となってしまいました。
しかし、こういった爆風横風のチームTTはなかなか経験できないので良い経験になったと思います。
day2に続く……
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