第11回ビネガーシアターを、7月18日(金)に予定していましたが、7月25日(金)に、変更します。
急な変更で、本当にすいません。
予定していました18日に、西海市の市政懇談会があり、主催者が参加することになりました。
翌週の25日の金曜日、7時30分から、「根ノ国」「みんな生きなければならない」(菊池周監督作品、1981、83年/合計104分)を上映します。
予定変更、よろしくお願いします。
雪浦の方、西海市の方は、是非、一緒に、市政懇談会に参加しませんか?
7時より、大瀬戸コミュニティーセンターです。
7月25日(金)「根ノ国」「みんな生きなければならない」(菊池周監督作品、1981、83年/合計104分)
6月に上映した「生きている土」よりも早く、有機農業と自然の摂理について着目した作品を作り出したのが菊池監督であった。菊池氏は「亀井文夫の監督作品にカメラマンとして参加した。農業や環境問題などに関わる作品を残している。長年、小繋事件の舞台である岩手県二戸郡一戸町字小繋の農民の暮らしをフィルムにおさめ、山形国際ドキュメンタリー映画祭2009特別招待作品『こつなぎ 山を巡る百年物語』では、それらのフィルムが活用された。夫人の菊地文代も同作品をはじめ、いくつかの作品でプロデューサーや裏方として二人三脚で協力した。」(Wikipedia)と紹介されている、日本のドキュメンタリー映画の草分けの一人です。
80年代初頭に相次いで発表された二作品は、東京の世田谷で代々農業を営む大平さんの取り組みを通じて、自然農法の極意を伝えようとする作品です。また、豊かな土の中の生き物たちの世界を見ながら自然の摂理を映像美の世界で鑑賞することができます。
これらの作品が指し示すものは、本来の暮らしのあり方を指し示すものとして今も変わらぬ価値があります。福島事故以降の世界に於いて、この視点はなお一層深い意味を持つものと、私は考えます。そして、9月以降の環境論の基礎をなす作品群でもあります。(解説・藤田祐幸)