雪浦のアカウミガメ 13年目の孵化!!
新聞やニュースにも取り上げられ、子供も大人もカメの愛らしい姿のとりこになりました。雪浦はこの夏、大いに盛り上がりました。
さて、8月16日の六番目の産卵場所から、そろそろ孵化が始まりそうです。
くぼみがあるという知らせを受けて、先ほど浜に行ってきました。
確かにくぼみがあります。昨夜はありませんでした。
8月15日に産卵したものが5番目となるのですが、翌日16日の6番目の方に孵化の兆候です。
15日のものは、2番目の産卵場所に近かったため、卵があるかの確認をしていません。
だから、もしかしたら15日のものは、産卵をしていない可能性もあります。
その場合、今回の孵化が、この夏最後のものとなるのかもしれません。
海に向かって、左側に三つの囲いがありますが、今回孵化が始まりそうな6番目は、この写真の右側の囲いです。
おそらく、今日か、明日、赤ちゃんカメが出てくると思います。
砂の中では、既に孵化していて、卵が割れていると思われます。そのため、砂の表面にこのような落ち込みが見られます。
赤ちゃんカメは、一気に出てきたほうが、敵に襲われる可能性が減るので、有利です。だから、砂の中で、仲間が孵化するのを待って、ちょうどいい頃にどっと砂の中から出てくるようです。
けっこうくぼみがあるので、赤ちゃんカメが出てくるのも、近いと思います。
今日か・・・明日か・・・。
時間は、夜の7時から10時位の間が多いようです。
今夜も、浜に行ってみます。一緒に見守りませんか?
寒くなるので、暖かくしていらしてください。
赤ちゃんカメは、明るい方へ向かう習性があります。できるだけ懐中電灯で照らすことは避け、照らす場合は、海側から照らしてください。
この赤ちゃんカメが、雪浦に再び戻ってきて産卵してくれることを祈って、また、その時まで、この浜がこのままで残ることを祈って、静かにそっと見守ってあげたいと思います。