雪浦のすぐ近くの山の上に、風力発電建設計画がある。日本最大規模の風車が3基。
2月15日19時より、雪浦地区公民館にて、風力発電を建てたい業者「日本風力エネルギー株式会社」による説明会が開かれた。
市からは、政策企画課の3名がオブザーバーという形で参加した。
説明会の開始時間7時、会場は100名を超える住民に埋め尽くされた。
椅子を出しても出しても足りない。次から次から押しかける住民たち。
冬の夜。小雨の降る中。お年寄りも、赤ちゃんを抱えたお母さんも・・・
これを見ただけで、雪浦住民の抱える不安がどれだけ深く、関心が高いかが分かる。
私たちは怒っている!私たちは憤っている!
世界各国、国内各地で、風力発電の低周波音による健康被害が報告されている。
絶え間ない騒音と、耳では聞き取れない低周波の影響で、イライラ、集中力の欠如、頭痛、睡眠障害、血圧障害、耳鳴り、吐き気、不安、原・胸の圧迫感、手足のしびれ、動悸、ストレス、脱力感・・・。
きれいな空気の、美しい自然の中で、私たちは、何気ない毎日を幸せに暮らしている。
なぜ、何のために、静かな生活をあきらめなくてはならないのか・・・・
健康で文化的な雪浦での幸せな時間を奪われなくてはならないのか・・・・
私たちは、市に対しても不満がある。
風力発電のメリットだけを集め、騒音は遠くに行けば影響は小さくなる、風車の影の影響も離れると薄くなる、低周波音は生活の中に多く存在する・・・、というまるっきり業者側に立った説明資料を市民に配布し、添えられたアンケートは、風力発電による利益で何をしてほしいかを選ばせるものであった。
市は、事業者側に立ってはならない。中立であってもならない。市は、市民側に立つものだ。
二時間に及ぶ説明会。私たちは、風力発電に反対であることを訴え続けた。口々に思いを伝えたのだか、業者は「まず、低周波を測らせてください。それで影響があるかを調べます。影響があったときには、対処します」「測ってみないと、実際はどれくらいなのかが判断できない。まず測ってから、皆さんと協議したい」を繰り返す。低周波を測るということは、風力発電を建てて、それから測定するということ。業者側の前提は、まず、風力発電をたてるということなのだ。
風力発電が建ってしまってからでは遅い。
山々に囲まれた雪浦は、地形的にも、低周波が反響し、さらに悪影響を及ぼすことになるだろう。
雪浦地区だけでなく、その周辺の地区の住民とも声を合わせていかなければならない。
説明会の後、会場に残った住民だけで、映像を見て、今後の対策についての話し合いを行った。
今後、この計画に反対する住民で団体を作り、署名活動や勉強会を続けていこうということになりました。
この記事を読んだ方、雪浦の方、雪浦出身の方、瀬戸地区周辺の方、また離れていても気持ちを同じにしてくださる方、私達と、一緒にこの風力発電計画に反対をしてください。
詳細については、今後お知らせしていきます。