『マニフェスト』という言葉は、今回の総選挙ですっかり国民に定着することになりました。
少なくとも国政において、政治の原点である選挙が「地盤・看板・かばん」から「政策中心」に、「お願い」から「約束」に変わっていく大きな契機となったように感じます。
そのマニフェストの地方選挙版がローカルマニフェストと呼ばれるものです。
特に首長選挙(特に知事選挙)では、「数値」「期限」「財源」「工程表」を明示したマニフェストが当たり前となってきました。
主権者である住民が、ローカル・マニフェストを重視した選択を行うことで、必ず政治が変わり、役所も変わりやすくなると考えられています。
そのローカル・マニフェストの草分けと言えるのが元三重県知事の北川正恭先生です。
今回のフォーラムでは、北川先生による「ローカルマニフェストとせんたく」と題した基調講演が行われました。
「議会と首長は二元代表制。しかし、地方自治法で定められている首長の権力は圧倒的に強いのが現実。」
「“地域主権”を掲げる民主党政権となったことで、地方分権は進み、首長の力はさらに強力になる。」
「その時に地方議会の存在が更に重要となる。」
「国から変えられる情けない地方分権ではなく、地方から「こう変えろ!!」と中央に食ってかかれ。」
「自分達のことは自分達で考える文化をつくれ」
など、
地方が国依存から脱却するためには議会が強くならなければならないということを熱弁されました。
北川先生が初めてマニフェストを提唱してからたったの6年半でこれだけ定着した「マニフェスト」。
この大きな流れによって、地方議会や地方議員の在り方や、仕組みを大きく変えることができると感じます。
ローカルマニフェスト推進ネットワーク
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