次の世代のために 今できることを

鳥獣対策特別委員会

3月定例会は明日で最終日。

今日は有害鳥獣対策特別委員会でした。
島根県西部農林振興センターの職員の方々も交えて鳥獣対策についての意見交換。
鳥獣対策には市と県との連携が不可欠であることから、今後はこの特別委員会に、県の担当者の方々も毎回参加されるとのこと。
県と市と一体となった取組みを更に強くしていきます。

県の方の説明では、広がり続けるイノシシやクマの被害に対しては、むやみな捕獲ではなく、科学的根拠に基づく集落全体での対策による予防が最終的には最も有効というお話がありました。

益田市では、外来種であるアライグマ、ヌートリアが急増しており、これらの対策については狩猟免許がなくても、講習会を受講すれば捕獲ができるとのことでで、捕獲できる人を増やしていくための講習会を順次開催していくこととしています。

市の施策としては、新年度から新たな取組みとして鳥獣対策専門員を独自に雇用して、対策に力を入れていくこととしていますが、施策としては捕獲中心の施策ばかりです。

私からは、捕獲から予防へと意識を変えていくために、市全体に各地区で有害鳥獣対策について考えるための住民を巻き込んだ組織を作っていくことが必要という意見を述べました。

もはや鳥獣被害は農業者にとっての問題というよりは、住民の安心安全な生活にかかわる大きな問題となっています。
周辺部ではイノシシやクマ、サルの被害が、市内でもアライグマによる被害も問題となっており、捕獲を進めるのと同時に、集落全体での予防対策を考えていくための仕組み作りが必要と思います。

益田市では、「健康ますだ市21」という各自治会から健康推進員が選出され、市全体で健康づくりに取り組むための仕組みが作られていますので、鳥獣対策についてはまずはそうした組織化を進め、市全体に有害鳥獣対策の予防という観点を浸透させていくことから始めるべきであるというのが提案の趣旨で、執行部も是非そうした取組みを進めてみたいと意欲的な答弁があったところです。
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