コミックマーケット102、終了しました。まずは皆さん、お疲れさまでした。
一日目。
暑い中、サークルスペースまで来て下さった方、本当にありがとうございました。冬コミでも新刊が出せるように頑張ります。
さて、二日目の感想を。
入場時間帯をアーリー(10時30分)、午前(11時)、午後(13時30分)の三段階に分けて初めてのコミケですが、この時間分けは「あたり」なのではないかと思いました。
僕自身は午前入場のチケット(リストバンド)を事前に購入し、昨日の疲れもあって今日は12時ちょうどに国際展示場駅に到着するスケジュールだったのですが、待機列に並ばずに館内に入場することが出来ました。同じ時間帯には午後入場の待機列が形成されていました。これだけの例で即断は出来ませんが、各時間帯でより早く入場したい人は待機列、待つのが嫌な人は各時間帯の中で遅めに来場してストレスなく入場する、という運用が可能なのではないか、と思いました。前回までは受付開始の時間帯を細かく分割してチケットを発行し、その各時間帯でも待機列を形成していましたからね。今回の僕のケースのように、自分の都合で遅くなる、その代わりにストレスなく入場出来る、そういう時間帯があるのは非常に良い。そこまでの運用をコミケット準備会があらかじめ狙っていたかどうかは知りませんが、これはクリーンヒットだと思いました。
今日は欲望を抑えて(これまでが欲張りすぎだったので)行けるところ、行きたいところ、行かなければならないところ、と色づけをして臨みました。結果、完売による買い漏らしは幾つかあったものの、満足のいく買い物が出来ました(もちろんエロいものも含めて)。
一日目の出来事を思い出したので書いておきます。
参加サークルは見本誌の提出を義務付けられますが、見本誌をすでに提出しているのに、後になってスタッフが「見本誌の提出は済んでいますか?」と巡回に来ました(うちだけではなく他のサークルにも問い合わせていた)。何かトラブルかと尋ねると、スタッフ曰く「入力したデータが飛びました」
僕の世代は「データが飛んだ」と言われると「ああ、ESCキーを押して磁気ヘッドをリエントラントするまえにPCの電源を落としたので、ハードディスクに傷を付けてしまったのだね」と善意に解釈してしまうのですが(そして若き日のミスを思い出してウンウンと頷くまでがワンセット)SSD全盛の現代にそんなことがあるものかー、というわけで、謎の言い訳でした。別にこちらが被害を蒙ったわけではないのでいちいち目くじらを立てる必要はありませんが、アレはいったい何だったのだと首のひとつも傾げたくなる。と、同時にもっと大きいトラブルになる前に指摘しておく必要はあるかも知れません。
ちなみに「データが飛ぶ」という伝統的な表現は、入力したデータが青い鳥のように空を飛び去るの意味ではなくて、たんに「吹き飛んだ」の「飛んだ」だと思います。以上。