お疲れさまです。
コミックマーケット95の三日目が終了しました。楽しい四日間でした(ほら、僕は0日目がありましたので)。
今日は6時半に起床、朝食をしっかり取って、9時過ぎに家を出ました。東京ビッグサイトまではドアツードアで約2時間の距離です。順調に電車を乗り継ぎ、在来線もりんかい線も座ることができ、体力を温存しつつ待機列に突入。夏コミの三日目はここで40分近く待たされる羽目になったのですが、今日は夏とほぼ同じタイムスケジュールでしたが比較的スムーズに入場できました。場内は、まあ、いつも通りなのですが。
東4、5ホールから回りました。沖縄体液軍人会の新刊、あと少しで完売というところでギリギリセーフでした。ここの新刊を買いそびれるともの凄く悔やまれて尾を引くので「今日はついているかも知れない」と思いましたね。
その後も順調に買い物を消化。必須アイテムを優先して、このブロックは時間があれば後でゆっくり、と思いつつそんなことができるわけがありません。東3で艦これ鳥海の実に素晴らしいボンデージもの(おそまつ/ななめの)を見ていたら、隣に海外からのお客様三名ほどが列を外れたところでその本を手に「りありーくーる」だの「えくすとらおーでぃなりー」だの話し合った挙げ句に本を戻して立ち去って行きました。サークル主と売り子さんと目が合い、腹が立って思わず
私「あんなこと言っておいて一冊も買わねーでやんの!」
主「がっはっはっ!」
売「まあ、まあ、まあ、まあ(笑)」
というやり取りがありました。
あんな手合いはガイジンで十分じゃ。しかし少し冷静に考えるなら、こんなもの買ったところできっと自国には持ち込めないでしょうなあ。まあ、ばれなきゃいいのかも知れませんが。僕はもちろん新刊既刊合わせて2冊買いました。日本人で良かった。そもそも、です。団鬼六を始めとする先達の偉業のお陰で、日本のBDSMは世界で最も洗練されたものになりました。これからも自国の文化は大事にし、この伝統を連綿と受け継いでゆきたいと思います。
しかし正直のところ、東ホールで力尽きました。重い荷物で両手が塞がり、西ホールは軽く流しました、と言いつつまだ買った。事前のサークルチェックで、あのサークル何だったっけ、ととうとう思い出せずにいたサークルさんを現地で無事発見。新刊をゲットすることができました。
その一方で個人的には、サークルの主要メンバーがこの10月に急逝したため今回で活動を休止しますというサークルがあり(謹んでお悔やみ申し上げます)、夏コミで急病のため新刊はありませんと言っていたサークルが今回も参加していなかったり(マジか)、疲れ切ってしまったので申し込んだけれど今回は欠席しますというサークルもあれば(待つのもファンの務めだぜっ!)、数年前にしばらくコミケを休みますと宣言してそれきり再会できないままでいるレイヤーさんが今回も不参加だったり(せめて一目でも、もう一度お会いしたい)、一期一会で細々と紡いできた関係でしかないと理解しつつも、何とも名残惜しい「別れ」を痛感したコミケでもありました。
また一方、私自身は自分の老いを実感せざるを得ませんでした。これまでサークルチェックはDVDカタログで行い、その印刷機能を使ってマップとリストを用意してきましたが、ついにその細かい文字が読めなくなりました。眼鏡を外せばまだ読めるのですが、会場内では臨機応変に眼鏡を外すために立ち止まるのも困難で、むしろ二日目に買い物をするときに使ったスマホのCC-Viewer(はづき倶楽部)が見易くて便利で、かつて紙からDVD版に切り替えたときのように次のフェイズにシフトするときが来たことを思い知らされました。
以上、C95の個人的まとめでした。
それでは、皆さん良いお年を。あと3時間弱で「今年」が終わります。