六時五分、目覚まし時計代わりのテレビ(NHK総合)で目覚める。タイマーは六時丁度に仕掛けてあるのだが、何故に毎朝五分遅れて瞼が開くのだろうか。用を足してから二度寝。
八時起床。一昨日ニトリでホットサンドメーカーを購入し、今日から試運転なしでいきなりの実戦投入だ。八枚切りの食パン(ところで「食パン」て変な日本語ですね)の片面にマーガリン、もう片面にはマヨネーズを塗る。ボロニアソーセージの薄切り、とろけるチーズ、ソーセージ、チーズ、ソーセージの順に挟んでホットサンドメーカーにセットし、コンセントを繋いでハンドルをロック。通電ランプを確認すると、椅子に腰を下ろして「取扱説明書」を読む。オレンジ色の通電ランプの隣にある緑色の予熱/適温ランプがいつ点灯するのか知りたかったのである。コンセントを繋いだだけで通電する様子なのもだ。
3 予熱する
本体を寝かせ、電源プラグをコンセントに差し込み、上プレートを閉じて、ハンドルをロックする
4 上プレートを空けて、用意したサンドイッチを左右のプレートにのせる
5 焼く
上プレートを閉じて、ハンドルをロックする
なるほど。つまり、本隊を焼き始める前に電源を入れておかなければならなかったという訳か。焼き上がりの目安は四~五分というから、なに、そのぶん長く焼けば良いことさ。だが次からは気を付けよう。予熱はきっとこういう料理のポイントに違いない。通信販売で、キャンプ用品にホットサンドメーカーが揃っている理由も分かるような気がする。焚き火を熾してホットサンドを作ったらそれはさぞかし美味かろう。この際、具材は何でもいいと思う。一度コロッケ、キャベツ、ブルドッグソースで試してみたい。上手く挟めるかな?
ホットサンドは上手い具合にチーズが溶けてなかなかよく出来た。まあ、失敗する要素も皆無なのだが。
今日は休日なので毛布を洗濯する。いつの間にか汚れが目立つようになった。洗濯機を回しながら家中に掃除機を掛けて回る。今日は昨日よりも風が冷たくなく、上天気ながら日差しは柔らかい。
家事を終えて、図書館で借りた吉野朔実の「吉野朔実劇場ALL IN ONE 吉野朔実は本が大好き」を読む。分類番号は019。日本十進分類法の019は「読書. 読書法」となっており、だから我が市立図書館は優れて真面目な仕事をしている訳だ。
連載から読んでいたが、その後作者は鬼籍に入り、思いもひとしお。この「ALL IN ONE」には単行本未収録の原稿や「本の雑誌」巻末の短い記事まで収録されている。どこにもそうとは書かれていないが、これはれっきとした遺稿集に仕上がっていると思う。吉野朔実を忍ぶには格好な一冊だ。
足かけ二十五年、約六百ページもの記事には二次創作のネタに使えそうなエピソードも数多く見受けられる。例えばこれ。吉野はある日、仕事の依頼を受ける。
「あ、私 角川書店の 書籍部の者 なんですが 今度 文庫本の カヴァーを何点か リニューアルすること になりまして そのうちの二点を お願いしたいの ですが」
「いいですよモノは何ですか?」
「『赤毛のアン』と『少女パレアナ』です」
ここで吉野の顔色が変わる。
「どっちも十一歳の女の子、どっちも孤児、どっちもおさげ、どっちもそばかす!! どーやって描き分けるんだ?」
吉野が「どーやって描き分け」たかはグーグルの画像検索で確かめることができた。
十三時、一昨日の夜作ったハヤシライスで昼食。ご飯は冷凍してあったのを使う。冷凍ご飯にはかなり偏見を持っていたが、冷凍期間が数日程度ならあまり気にせず食べられる。
午後はどう過ごそうか。「吉野朔実劇場」は面白いし、まだたっぷり残っているので一日読書に沈んでもよい。「PSYCHO-PASS サイコパス」の新しい劇場版を見に行きたい気持ちもある。しかし最寄りの立川シネマツーは時間が合わない(洗濯した毛布が夕方まで乾かない見通し)ので断念する。一時間程度の作品だしいつでも見られるか。しかし早く消化しないと「コードギアス」と「幼女戦記」が始まってしまう。「ダンまち」も控えている。まったく今年は年初から慌ただしい。三月は「ドラえもん」、四月は「コナン」。まさに嬉しい悲鳴。
十五時、小腹が空いたのでトーストとオレンジのジャムでおやつにする。珈琲を沸かす(この頃はもうインスタントで十分)。トーストでおやつにするのなら、ジャムがもう何種類か、スプレッドの類いが欲しくなるナ。
……何だがオバサンぽくなってないかな、僕?
十六時半、日が陰ってきたので洗濯物を取り込む。しめしめ、上手く乾いている。同時に肌寒くなったので暖房を付ける。エアコンは先だって、室外機がまるで廃車寸前のボンネットバスのような異音を発するようになったので使えない。もう寿命かも知れん。また、デロンギのオイルヒーターは狭い閉めきった空間でこそ絶大な効果を発揮するが、条件が悪いと頼りないことこの上ない。そこで今季はまだ使ってなかったガスファンヒーターを初めて運転した。当然温かいのだが、実はこれも年季の入った一品で運転を開始するとすぐにフィルターの汚れを示す赤ランプが点滅する。何度フィルターを掃除しても結果は変わらないのが気に入らず、実用面ではまだ問題なさそうだがこのファンヒーターを遠ざけていた。今シーズンのうちはだましだまし使って、次までには新しいのを買おう。
十七時半、毎週日曜日は実家で夕食をとる。これは老いた両親宅の巡回も兼ねている。ちなみに、娘さんも週末は泊まりがけで祖父母宅の警備を担当している。二十時、帰宅。
「吉野朔実劇場」読了。
八時起床。一昨日ニトリでホットサンドメーカーを購入し、今日から試運転なしでいきなりの実戦投入だ。八枚切りの食パン(ところで「食パン」て変な日本語ですね)の片面にマーガリン、もう片面にはマヨネーズを塗る。ボロニアソーセージの薄切り、とろけるチーズ、ソーセージ、チーズ、ソーセージの順に挟んでホットサンドメーカーにセットし、コンセントを繋いでハンドルをロック。通電ランプを確認すると、椅子に腰を下ろして「取扱説明書」を読む。オレンジ色の通電ランプの隣にある緑色の予熱/適温ランプがいつ点灯するのか知りたかったのである。コンセントを繋いだだけで通電する様子なのもだ。
3 予熱する
本体を寝かせ、電源プラグをコンセントに差し込み、上プレートを閉じて、ハンドルをロックする
4 上プレートを空けて、用意したサンドイッチを左右のプレートにのせる
5 焼く
上プレートを閉じて、ハンドルをロックする
なるほど。つまり、本隊を焼き始める前に電源を入れておかなければならなかったという訳か。焼き上がりの目安は四~五分というから、なに、そのぶん長く焼けば良いことさ。だが次からは気を付けよう。予熱はきっとこういう料理のポイントに違いない。通信販売で、キャンプ用品にホットサンドメーカーが揃っている理由も分かるような気がする。焚き火を熾してホットサンドを作ったらそれはさぞかし美味かろう。この際、具材は何でもいいと思う。一度コロッケ、キャベツ、ブルドッグソースで試してみたい。上手く挟めるかな?
ホットサンドは上手い具合にチーズが溶けてなかなかよく出来た。まあ、失敗する要素も皆無なのだが。
今日は休日なので毛布を洗濯する。いつの間にか汚れが目立つようになった。洗濯機を回しながら家中に掃除機を掛けて回る。今日は昨日よりも風が冷たくなく、上天気ながら日差しは柔らかい。
家事を終えて、図書館で借りた吉野朔実の「吉野朔実劇場ALL IN ONE 吉野朔実は本が大好き」を読む。分類番号は019。日本十進分類法の019は「読書. 読書法」となっており、だから我が市立図書館は優れて真面目な仕事をしている訳だ。
連載から読んでいたが、その後作者は鬼籍に入り、思いもひとしお。この「ALL IN ONE」には単行本未収録の原稿や「本の雑誌」巻末の短い記事まで収録されている。どこにもそうとは書かれていないが、これはれっきとした遺稿集に仕上がっていると思う。吉野朔実を忍ぶには格好な一冊だ。
足かけ二十五年、約六百ページもの記事には二次創作のネタに使えそうなエピソードも数多く見受けられる。例えばこれ。吉野はある日、仕事の依頼を受ける。
「あ、私 角川書店の 書籍部の者 なんですが 今度 文庫本の カヴァーを何点か リニューアルすること になりまして そのうちの二点を お願いしたいの ですが」
「いいですよモノは何ですか?」
「『赤毛のアン』と『少女パレアナ』です」
ここで吉野の顔色が変わる。
「どっちも十一歳の女の子、どっちも孤児、どっちもおさげ、どっちもそばかす!! どーやって描き分けるんだ?」
吉野が「どーやって描き分け」たかはグーグルの画像検索で確かめることができた。
十三時、一昨日の夜作ったハヤシライスで昼食。ご飯は冷凍してあったのを使う。冷凍ご飯にはかなり偏見を持っていたが、冷凍期間が数日程度ならあまり気にせず食べられる。
午後はどう過ごそうか。「吉野朔実劇場」は面白いし、まだたっぷり残っているので一日読書に沈んでもよい。「PSYCHO-PASS サイコパス」の新しい劇場版を見に行きたい気持ちもある。しかし最寄りの立川シネマツーは時間が合わない(洗濯した毛布が夕方まで乾かない見通し)ので断念する。一時間程度の作品だしいつでも見られるか。しかし早く消化しないと「コードギアス」と「幼女戦記」が始まってしまう。「ダンまち」も控えている。まったく今年は年初から慌ただしい。三月は「ドラえもん」、四月は「コナン」。まさに嬉しい悲鳴。
十五時、小腹が空いたのでトーストとオレンジのジャムでおやつにする。珈琲を沸かす(この頃はもうインスタントで十分)。トーストでおやつにするのなら、ジャムがもう何種類か、スプレッドの類いが欲しくなるナ。
……何だがオバサンぽくなってないかな、僕?
十六時半、日が陰ってきたので洗濯物を取り込む。しめしめ、上手く乾いている。同時に肌寒くなったので暖房を付ける。エアコンは先だって、室外機がまるで廃車寸前のボンネットバスのような異音を発するようになったので使えない。もう寿命かも知れん。また、デロンギのオイルヒーターは狭い閉めきった空間でこそ絶大な効果を発揮するが、条件が悪いと頼りないことこの上ない。そこで今季はまだ使ってなかったガスファンヒーターを初めて運転した。当然温かいのだが、実はこれも年季の入った一品で運転を開始するとすぐにフィルターの汚れを示す赤ランプが点滅する。何度フィルターを掃除しても結果は変わらないのが気に入らず、実用面ではまだ問題なさそうだがこのファンヒーターを遠ざけていた。今シーズンのうちはだましだまし使って、次までには新しいのを買おう。
十七時半、毎週日曜日は実家で夕食をとる。これは老いた両親宅の巡回も兼ねている。ちなみに、娘さんも週末は泊まりがけで祖父母宅の警備を担当している。二十時、帰宅。
「吉野朔実劇場」読了。