鉱石ラジオ

艦これ二次創作小説同人
C105 日曜日 西地区 せ-27b(西2ホール)

ReLIFE完結編とジャズ

2018-07-13 22:04:43 | 同人活動
今夜は少し現実逃避して、アニメの話を。

知人の伝で「ReLIFE 完結編」を観ました。
いやいやいや、観たのはけっこう前の話ですから。原稿サボっていませんから。

何だかとても懐かしい。そう言えば「ReLIFE」の本篇はちょうど二年前の夏の放送だったのですね。
アマゾンの円盤レビューを拝見すると、原作との違いが目立ったそうで(僕は原作を知りません)ちょっと否定的な内容が多いように思いましたが、僕はけっこう満足でした。
「ReLIFE」ってもともと相当無理のあるご都合主義の設定だと思います。その中で適度な深刻さに傾きつつ、物語を破綻させない程度には緩くして胃の痛くなる展開は回避する。そのあたりのバランス感覚がこの物語の見易さを維持していたのではないかな、と思います。

その水準を維持していたのは、脚本や演出、作画はもちろんですが、音楽の貢献も大きかったのではないかと思います。もっぱらエンディングの懐メロが評判だったようですが、僕にとってはその懐メロエンディングもすでに若者どもの流行曲なので、懐かしいと言うより「知らなーい」だったりします。
むしろ、劇伴の方が気に入っています。
例えば、完結編第一話で三つ編み眼鏡の小野谷登場の場面で流れる曲。本編でもしばしば使われていましたあのジャズアレンジの一曲こそ、実はこの作品の大人っぽさを背後から支えていたと思います。

個人的な経験で話すと、20代前半まではジャズは全然面白くありませんでした。何に注目すればいいのか皆目見当が付かないし、インプロビゼーションとか言われても、ねえ。とにかく楽しくなかった。
それが20代後半になって突如覚醒し、それからの10年間はもう狂ったように聞きまくりました。金銭的にも一番余裕があった時期だったし、毎月の給料日には必ず数枚ずつジャズのCDを買ってホクホク顔で帰宅していました。それまでの蓄積がゼロなのでもう何を聞いても楽しかったな。

音楽のジャンルの魅力を言葉で説明するのは難しいし、同時に愚かしいものですが、ジャズに関してひとつだけ言うとジャズをある程度聞き込むと音楽を聴く時のフトコロが深くなる、あるいは幅が広がると思います。あくまでも楽譜も読めなければ弾けるの楽器のひとつもない僕の話なので何の参考にもならないと思いますが、クラシックでもロックでも足りなかったものがジャズで埋められたという実感はあります。
それにジャズを知らなければ、現在のように艦これやボカロのジャズアレンジCDを楽しく聞くこともなかっただろうから。

ともあれ「ReLIFE」のジャズ劇伴はけっこういい線行っていると思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« C94拡大準備会 | トップ | ワゴンセールのアニメDVDをバ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。