元夫の奨学金、繰り上げ一括返済してきました。
この記事の投稿がしたくてブログを始めたようなもの。
元夫は大変お金にルーズで、日本育英会の奨学金をうやむやにできたことから、今回もたかをくくっていたようですし、自分で支払うから連帯保証人の私は請求がきても気にしなくてよいとのことでした。
借りたのが100万円ほどだったのですが、5年ほど前、引っ越し先に日本学生支援機構から請求があり、どこに住んでいるのかも筒抜けの国がらみの組織だと怖くなりました。
そこで、弁護士に相談したところ、契約解除を申し入れれば?とのことで、文書を作ってもらったのですが、電子メール用の形式なので、郵便用の書式にせねばならず、それが面倒なのと、契約解除を出せば、自分は払わなくてよいと解釈し、放っておいたのです。
この3月、また請求が来ていて見たら、延滞金というのが発生し200万円を越えています。あわてて、契約解除の書類を作り、出しました。
しばらくして、契約解除はできない旨の書類が届き、連帯保証人を変更してもらうしかないそうですが、今や連絡もつかない人にどう頼むのか、結局自分が払うのか!ものすごいショックでした。
そこからなんとかならないか、奔走しましたが、知人の薦めで過払い金整理で、有名なアディーレ法律事務所に連絡してみたら、日本学生支援機構は一円もまけない。払うかさもなくば自己破産だときっぱりおっしゃっていただき、支払い決意をしました。
そこから、繰り上げ一括返済を日本学生支援機構に頼むのが、ものすごい苦労!!!
払うというのになかなか払わせてくれません。
まず、電話が繋がりません。折り返しの電話もほとんど出られない時間ばかりにかかってきます。
ようやく繋り、一括返済を頼むと、本人の同意がいるんです、お母様(マニュアルなんですかね)とおっしゃる。お母様ではないと10回繰り返して、ようやく連帯保証人様と呼んでもらえ、
とにかく書類を出せば、なんとかなるそうで書類を送ってもらいます。
書類を書こうとしてまた問題が。本人住所不明なのに書く欄が。これも問い合わせ、また、電話がなかなか繋がらず、折り返しがようやく出られたところ、珍しく機械的でない担当者が、できうる限りを書いてみてくださいとのことでした。
日本学生支援機構はターミネーターしかいないと思っていたけれど、人情のある人もいるのですね。
なんとか書類を提出し、これで通るのか心配すること半月。振り込み用紙が来ました。詐欺ではないか、よく確認しましたが、これは確かに日本学生支援機構の書類。
いろいろと工面した大切なお金をろくでなしのために払わせていただきました。
まだ、借りた額が少額で良かったのですが、奨学金は恐ろしい借金です。気軽に利用するものではありません。
貧乏人は大学や大学院に行くなというのか?と、言われそうですが、はっきりといえばそうです。お金を作ってから大学に行くべきだと思います。あるいは、借金ではない奨学金を利用するか、無利子に近く貸してくれる知人にお願いするかだと思います。
そして、夫婦でも連帯保証人にはならないことですね。特に借金は。家賃などは解約してしまえばたいしてとられませんが、借金は利息にさらに延滞金までおまけざんまいです。
また、今回、友人たちが、単なる保証人と間違えてあどばいすをくれましたが、連帯保証人は自分が借金したのよりひどく、人権なく追いたてられます。借金した本人はばっくれれば、逃げられますしね。逃げられないのが連帯保証人。
皆様、お気をつけ遊ばせ。