ビジネス本・自己啓発本☆読書日記

元気が出たビジネス本・自己啓発本を読んだ感想をまとめます!

スマホが神になる~宗教を圧倒する「情報革命の力」~(島田裕巳 著:角川新書)

2016年11月03日 | 読書
かなり久しぶりの更新です。、長期間さぼっていたので、リハビリのつもりで書きます^^/


スマホは私たちの生活には欠かせません。
目的地を調べる。好きな音楽をyoutubeで聴く。
料理をするにも、何か調べものをするにも全てスマホ。
友達と待ち合わせをするのにもスマホが欠かせません。

多くの人がこのような日常生活を送っていると思います。
スマホは日常生活そのもの。

なので、「スマホが神になる・・?」ってちょっと違和感を覚えながら手に取った一冊です。
なぜなら神って自分の信仰とか不可侵なことで、日常生活レベルではないような気がして。

でも、読んでるうちに「うん。あるわ、あるわ」の連続。
何があるのかって、スマホは何でも教えてくれる全知全能なツール。
知らないことがない。何かきいたら全て答えてくれる。
ラインやSNSを通じて人ともつながれる。


情報、生きる指南、人とのつながり、居場所。
それは元来、宗教が果たしてきた役割で、今はスマホがその役割を担いつつあるということを
改めて気が付きました。


いまヨーロッパでは教会離れが進んでいて、
信仰熱心なアメリカでさえ無宗教の人が増えているそうです。
要因は色々あると思いますが、本書では資本主義の発達による影響を挙げています。
いずれにしても世界的に無宗教が増えている状況において
スマホは、人が生きるための情報や指南、人とのつながりや居場所を提供してくれる
そういう意味で「宗教」または「神」のような存在になるのかもしれません。

おわりに。
筆者はスマホをお持ちでないとのこと(笑)。
タブレットやパソコンを使用できる環境だからというのが大きいらしいのですが、
大きな理由は、

「スマホに支配されるような状態にはなりたくない(中略)無スマホ論者である」

ということだそうです。
筆者のこの考えに賛成です。
現在私は、スマホとガラケーの2台持ちで、スマホはパソコンとガラケーのあくまでも「サブ」ツールとして
頼り切ることなく、ちょうど良い距離で付き合っています。

本書を読んで
「スマホが神になる」世界の状況に納得しながらも、
現在のちょっとスマホ生活、ちょっとアナログ生活は維持していきたいと改めて思った一冊です。感謝☆


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