やることが多い世の中です。
やることをやっても、次々にやることが増えて忙しい毎日です。
本書は、
「タスクをすばやく片づければ片づけるほど、
ますます多くのタスクが積み上がる」
「全部できるはずという信念が強ければ強いほど、
やるべきことは積み上がり、本当にやるべきか?
と問う余裕がなくなってくる。
その結果、どうでもいいタスクばかりが増えていく。」
と鋭い指摘を投げかけてくれます。
痛いところをついてきますね(>_<)
そんな終わりのない忙しい状況を少しでも解決してくれるために、
ヒントを与えてくれるのが本書です。
「まず、自分には限界があって、その事実を直視して受け入れれば、
人生はもっと生産的で、楽しいものになるはずだ。」
「限界を受け入れるというのは、つまり「何もかもはできない」と認めることだ。」
「自分がやりたいことも、他人に頼まれたことも、
すべてをやっている時間はない。絶対にない。」
たしかに全てができるだなんて大間違い。
ならば!
毎日やることに優先順位をつけるということでしょうか?
その点、本書では、
「何かに時間を使うと決めたとき、
僕たちはその他のあらゆる可能性を犠牲にしている。
その時間にできたはずのことは山ほどあるけれど、
それでも僕たちは、断固として、やるべきことを選ぶのだ。」
日々のやることに優先順位をつけるとかいうレベルではなく、
人生レベルで、
やるべきことを見極めるということが大事ということですね。
その上で、
「人生は有限であり、
だから必然的に二度とない体験に満ちている。」
「実際、人生のあらゆる瞬間はある意味で「最後の瞬間」だ。」
「時間を支配しようとする態度こそ、
僕たちが苦しめられる原因である。」
「現実には、やるべきことはいつだって終わらないし、
何かを捨てることは避けられないし、
どんな経験も、痛みを伴わずにうまくいく保証はどこにもない。」
「そんなつらい現実を受け入れて、何の得があるのかって?」
「ここにいることができる。人生の本番を生きられる。
限られた時間を、本当に大事なことをして過ごせる。
今この瞬間に集中できる。」
ということを教えてくれています。
日常で時間をコントロールしようとしてしまいがちです。
当たり前だけど、そんなことは本当はできないのです。
私は欲張りなので、あれもこれもしたいと思ってしまいます。
毎日タスクに追われながら、
何でこんなに時間がないんだろうと途方にくれることが多いのです。
人生にとっての選択をするとしたら、
私にとって今やるべきことは?
家族との時間、音楽活動、仕事。
・・・うーん、1つにはできないなぁ。
やっぱりこのまま忙しいままなのか。
まぁ、いいか。徐々に減らしていこう(^^;)
人生の優先事項のためにできないことが増えたとしても、
限りある時間の中では避けられないこと。
その現実を受け入れて、少しやることも減らして、
今ここ!を生きていこうと思います^^/☆
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