さくらちゃんの散髪

さて、のびのびの桜ちゃんの毛を切る時がやってきた。
今回は秋だし、長めにカットしよう。

全体に長めにして顔は少し毛を残そう。

さすがに目が見えないのは可哀想なので、視界ははっきりさせてあげたい。

 

さて、散髪開始！

と切り進んで、すぐに失敗した。

のに、気が付かずに切り進んでしまった…。

バリカンの長さセットを間違えた…。

切っている間気が付いていないのだが、実はこの時、秋にはそぐわない短い長さの設定で切ってしまったのだ。

この時は「最近毛色が白くなってきたから地肌が良く見えるな〜」くらいに思っていた。

加えてこの日の天気。

蝉が鳴くほどの気温で晴天。

カットしている間、違和感を感じなかったのだ。

「ちょっと怖い、ちょっと気持ちいい」と思っているのか思っていないのか。
バリカンを滑らせ、さくらちゃんの様子を見ていると時折うとうと…。

グルーミング感覚なのだろうか。
割と無抵抗である。

今回は時間がないので、バリカンだけでカット。

 

まずは背中がすっきり。

短い？

気が付いたのはその日の夜。

急に気温が下がり、丸裸のさくらちゃんを見たときにハッとなった。

これは切りすぎだろう！！

 

昼間調子に乗って気が付かなかった短さにびっくり。

これは風邪ひかせてしまう。

慌てて布団を温かいものに変えて、とりあえず謝る私。

きょとんとするさくらちゃんである。

歳をとって出現し始めたダルメシアンのようなシミがハッキリ見えてしまうほどの透け透け感。

いくら毛色が白くなったとはいえ、ここまでピンク豚みたいにしてしまうとは…。

顔も思ったより切ってしまった…。

黒いお目目をしっかり見せたかった私だが、今回も色々とやり過ぎてしまったようである。

この秋は可愛いお洋服を買ってあげようかな…。