こいちゃんは年長のため、夕涼み会には参加しない。
幼稚園ではお楽しみ会や花火、盆踊りなどが催され、晩御飯も食べさせてくれる。
3時すぎにいっくんを幼稚園に送り出してからこいちゃんと伴侶と3人で夕食のピザを食べた。
夕涼み会が済んでからすぐに実家に帰省するため、いっくんを迎えに行く予定にはしていたが、晩御飯を食べ終わると梢はすぐにいっくんを見に幼稚園に行きたいといい始めた。
どうせ迎えに行くのだし、と早めに家を出て幼稚園に向かうと盆踊りの真っ最中。
曲が流れる中、いっくんは自作のうちわを持って楽しそうに踊っていた。
こいちゃんもほどなくそれを見つけると嬉しそうに一緒になって歌を口ずさんだ。
打ち上げ花火が上がるたびに子供たちが歓声を上げた。
それぞれの自作のうちわで手をたたき、はしゃぐ子供たちが可愛い。
最後には恒例のナイヤガラが園長先生とその息子さんの手で子供たちの前に持ってこられると、目の前で見る花火にやはり子供たちはお喜び。
祭りの後はどこか寂しい。
疲れたのかどこか放心したように歌を口ずさんでいたが、しばらく走るとすぐに眠ってしまった。
いっくんも今年で夕涼み会はおしまい。
来年はお泊り保育である。
年少の時は前から2番目だった小さな1月生まれのいっくんは、盆踊りでは前から6番目になっていたし、前年よりもちゃんと踊りに参加していたようだ。
ほんのちょっとの成長が、親にとっては何より嬉しい。
あっというまに大人になってしまうのが勿体無いようである。