日常なんてこんなもん

寒くて朝が起きられないと言うのもあるが、出来るだけ家事をして家を出たいと思っている。
何故なら、帰宅してからが大変だから…。
帰宅したら誰かやってくれているわけでもないので、少しでも未来の自分のために仕事を減らしておきたい…。
バタバタと未来の自分の為に皿を洗い、洗濯を仕掛けたり、なんならお風呂に入る支度まで。
とりあえず多肉植物たちの防寒シートをわしゃわしゃ外し、久しぶりに影になっている場所に置かれたじっと見てみる。

下葉が沢山枯れたままついてるよ～…と思いつつ放置で会社に向かう。

 

会社での勤務を終えて一日が終わり、電車に乗り、バスに乗り換え…。
その際、帰り道の「マネケン」のお客さんが珍しく一人もいなかったのでワッフルを一個だけ購入。
イチゴショコラのワッフルは今月のメニューなので、もう少しで食べられなくなってしまうのだ。
1個を伴侶と半分こして食べよう…コレステロールが高いからちょうどいいし…と貧乏な食べ方をすることにして、楽しみでワクワクしながら足早で岐路に向かう。

バスに乗り込むと、運よく席が空いていたので座ることに。

頭の中で「えーと、帰ったらまず散歩と風呂。それ済んだら今夜はパスタを湯がきながら髪を乾かして…」と効率よく動く為のシュミレーションをするために目を閉じて考えていたら、一瞬寝ていたらしい。
何と言うことでしょう。
下車予定のバス停を過ぎてしまいました！
効率よく動くどころか、無駄な一駅分のお散歩＆お腹が空いて気が狂いそう。
えーい！もういいや！！

無駄な散歩にするくらいなら、楽しいピクニックにしてやるわ。
買ったばかりのワッフルを取り出し、誰もいない道をワッフルにかぶりつきながら歩いた。

そのワッフルの美味しいこと！！
写真を撮るのを忘れるほどの空腹に、甘いイチゴショコラのワッフルがたまらなく幸せだった。

イチゴの果肉も入っていて、サクサクのショコラが最高に合う。
「あぁ…伴侶ごめんね、残らないわ…」

思わず口に出しながら夜の道をてくてく歩き、幸せな散歩を味わった。

 

満足感で満たされた帰り道。
けれど、もう乗り過ごしませんように…。