温泉はもちろん、いつもと違う雰囲気で食事したりすることも大好きな要因のひとつだ。
季節や、風情を感じながらゆったりと過ごすのは、「大人の贅沢」と言う感じだが、子供でもその良さは充分に感じ取ることが出来る。
特に感受性の強かった早くからその雰囲気を楽しむことが出来ていた。
いっくんもあと2ヶ月半で3歳になる。
最近はやっと周りとの違いや雰囲気を感じられるようになったらしく、色々と難癖を付け始めた。
この服は嫌い、とか、ここではオシッコしたくない、など、主張されると面倒な時もあるが、好みもはっきりしてきたようだ。
特にお昼ご飯でのシチュエーションの好みが出てきたのは面白いと思った。
いっくんの最近のお気に入りはベランダでのお弁当である。
「ほっかほっか亭」のお弁当だろうが、手作りだろうがそこはどうでも良いらしいのだが、「ベランダで食べたい」とはっきり言うようになったのだ。
10月で秋とは言え、まだ日差しはきつい。
ベランダに持ってあがったシートを敷くと「まま、こっちだよ」と言いながら自分はちゃっかり日陰に座り、私はだらだら汗をかきながら二人でランチタイムとなる。
ベランダでお弁当を開くといっくんは不思議とよく食べた。
たっぷり食べてお腹いっぱいになるといつまでも「ごちそうさま」をせずにぼんやりと口を動かしながらいつまでも外を眺めているのだ。
まるで少し前のこいちゃんのようにゆっくりと雰囲気を楽しんでいるように。
額の汗をぬぐいながら、とうとう私がギブアップして「中に入ろう」としつこく訴えるとようやくしぶしぶ中に入ってくれた。
それもで食卓に戻るのは味気ないとおもったのか、2階の手すりのそばでシートを広げなおし「いいてんきねぇ」とまたお弁当をつつく。
秋の陽気の中でほっこりほっこりいっくんも成長している。
実りの秋は、本当に素敵な季節です。
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