はるばる大阪で一人暮らしをしていたり、こちらで結婚していたりするわけだが、北海道民が集まると、普段知らなかった面白い話を聞けることもしばしば。
中でも北海道の隠れたグルメ、スープカレーには興味をそそられた。
カレーと名がついているが味は普通のカレーとは違う、スープと書かれているが、具材がすごい、などなど想像がつきにくい話の数々にすっかり食べたくなってしまった。
関西でも同じ味を食べさせてくれるところはないのかしら…などと探していたら、やはり北海道の大学の出身者が
「ペーストのルーを売ってますよ。僕はいつもそれで作っています。」
と言うではないか。
わざわざそのルーの説明画像までくれて、私はそれを手にスーパに走った。
ペーストルーは、ちょっとお高め…。
二人前で３００円を超える。
４人分で６００円以上…中々の高級感である。
なるほど、内袋のペーストルーに加えて、香りペーストだとか、辛味調節だとか、色々なオプションがついている。
これで自分好みの味にするようだ。
箱裏説明には、普通のカレーと同じように具材を切って煮込む説明が書かれている。
が、しかしせっかくなので北海道出身者達の意見を反映して、あえての大きめ野菜を素揚げにして並べるという方法に。
出来上がりはこんな感じ。
見えにくいが、茄子やオクラ、ゴロっと鶏もも肉に人参、とふんだんに野菜が入っている。
スープはサラリとしており、なるほど普通のカレーを想像すると全く別物である。
塩気は強めで、素揚げの野菜と相性バッチリ。
おすすめの食べ方はご飯をすくってカレーに浸して食べるように書かれている。
その通りに食べてみる。
おいしい…。
ご飯にしみしみのカレーがなんとも言えず、野菜にかぶりつく。
ゆで卵とカレースープも最強。
子供達も大喜びをし、
「これは美味しい！」と夢中でスープをすすった。
関西にいながらにして札幌のグルメを堪能できた気分である。
写真を撮り、教えてくれた子や、お昼メンバーに見せたところ反響があった。
北海道メンバーは大変喜び、食べたことのない子達はルーの種類を聞いてきた。
そうそう遠くまで行けないのだったら、せめてこうやって向こうならではのグルメを楽しみたいものである。
