待ち合わせ場所に集合して、皆で歩き始める。
事前にスケジュールでハイキングであることは判っていたので、こいちゃん用にキックボードを持参。
私がごろごろひっぱりながら、出来る限り参加である。
私が英語がわからなくてポカンとしているときは
「おかあさん、車椅子のことだよ!!」などと耳元で(何故堂々と言わないのか…)教えてくれたりするくせに、先生に質問されるとバカみたいに白目をむいて
「わからーん」だと。
このとぼけっぷりが本当に腹立つぅ~…。
英語で話す云々より、ただ単純にこのLISA先生がいっくんのお気に入りの様子…。
前日、食べきれずに捨てるハメになったお弁当が勿体無すぎたらしい。
「もって帰ったらだめですか」などと食い下がったほど、お弁当を捨てたくなかったこいちゃんである。
この日は根性の完食である。
おにぎり三個におかずがたっぷり…頑張った!!
あんなに水が嫌いだったのに、もうその面影はない。
こいちゃんは、念のため足にビニールをまいてもらい、見学。
けど、水をかけてもらって服はびしょびしょ。
だからこそ、この笑顔である。
自然観察で全員が借りたものだが、
「これはもらえないの?」と係りの人にしつこく聞いたこいちゃん。
どこまでがめついのだ~…!
この日もこいちゃんはボディペイントをしてもらう。
こいちゃんが「アイス食べたい…」と言うので「英語で言ったら食べさせてあげる」と言うと、何とか英語で「私はアイスを食べたい。あなたも?(いっくんに向いて)」と言ったので先生がほめてくださった。
ご褒美にアイス。
促さなくてもどんどんしゃべってくれると嬉しいのになぁ~。
たらふく食べて、この日はとうとう子供たちが初日から楽しみにしていたマシュマロを焼くキャンプファイヤーである。
マシュマロをほおばるこいちゃんは幸せそのもの!
こいちゃんもいっくんも友達が沢山出来て、この日は何といっくんはお友達と一緒にお風呂に行った。
何しろはちゃめちゃな奴なので反対したが、回りに迷惑をかけないことを約束させてお友達と二人で男湯に入ったのだった。
私がいなかったにも関わらずいっくんはおとなしかったらしい。
毎年参加しているこのキャンプであるが、毎年子供たちの成長ぶりに驚く。
毎日全く同じような錯覚に陥りながらも、やはり成長している、子供たちも頑張っているんだ、と実感。
英語だって、全然出来ていないような気がして焦ってしまうのだが、やっぱりちょっとづつ成長している。
私がもっとどっしり構えて、優しいまなざしを子供たちに向けなければいけないのだ。
この日もベッドにもぐりこんで、そんなことを考えたのだった。