子供の頃両親にたびたび連れて行ってもらった山に向かうことになった。
車で揺られ、山の中へ…。
車で揺られ、山の中へ…。
秋の山は実に快適。
しかもサビれた(失礼)山の中に入ってしまえばほとんど人にも会わず貸し切り状態である。
かなり高いところまで上がってきた!
眺めもすごい。
こんな景色を見たら、人間ってちっぽけだなぁ…。
ちなみに今回さくらちゃんはお留守番。
山の中だからさぞかし喜んだだろうとも思ったが、いろいろと車で待たせてしまうかもしれない予定を抱えていたので念のため家に置いてきたのだ。
まだまだ車内は暑くなるので、車の中でのお留守番で何かあったら大変。
開拓途中?
ひどい豪雨で土砂崩れが起きたり、コロナで一気に環境が変わったりと、もしかしたらこのちょっと中途半端に見える景色もそれらの影響を受けたのかもしれない…。
もしかしたらもう少し手入れが進んだら、湿地帯を歩くような楽しみ方も出来るのだろうか??
買ってきたお弁当でお昼ご飯。
ぽかぽか陽気で暑くもなく寒くもなく最高に気持ちよい。
こいちゃんが「すごく大きな〇キブリがいた!!」と騒いでいたが、おそらくそれはコオロギ…。
こちらのコオロギは都会のそれと同じくらい大きいんだよ、と教えてあげた。
(後で本当にコオロギだったことが判明。私も胸をなでおろした。)
食後、散策してみることにした。
板は腐りかけのところがあり、ちょっとドキドキするスリル満点なお散歩である。
おじいちゃん、体重的に大丈夫ですかね…。
みんなできゃいきゃい言いながら歩いていると、思いがけない物を発見。
栗じゃん!
え?こんなところに?
と思ったら、至る所に栗が落ちていることに気が付いた。
しかも結構綺麗なのだ。
これは拾わないと!
急遽始まった栗拾い大会(?)。
なるほどね、ここになってるわけだ。
実っている栗を足で開けながらなかなか楽しい栗拾い。
もしかしたらあと半月後ならばもっと沢山落ちていたかもしれない。
まぁ、その前にイノシシたちに先を越されそうだが…。
たっぷり栗拾いを楽しんだ私たちはホクホクで岐路についた。
帰宅してみんなの栗を集めてみた。
小ぶりながらも結構ちゃんと栗である。
ちゃんと実っていてぷりぷりしているのが嬉しい。
味を楽しみたかったらやはり茹で栗かな?
さっそくおばあちゃんに湯がいてもらう事にした。
出来上がり、包丁で剥いていく。
小さいが意外と剥きやすい栗。
自分で剥くのが面倒くさいであろうこいちゃん達のために沢山剥いてみた。
薄皮もサクサク取れる、小さいながらもちゃんと熟した栗は甘くておいしかった。
突然のピクニックに突然の栗拾い、幸せをかみしめる秋の味である。