こいちゃんの買い物

この日はこいちゃんの服を買いに、普段あまり行かないところに行って見よう、と家族で出かけた。
自分の服を買ってもらえることでこいちゃんは嬉しそうにおでかけ。
いっくんはどーでもいいムードである。

こいちゃんが欲しかったのはワンピースだったのだが、田舎のおばあちゃんが山ほどワンピースを買い与えており、ピンクや水玉、フリルやリボンで洋服ダンスは「お腹いっぱい」と言う感じである。
なんとかこいちゃんに諦めてもらい、涼しげなパンツスタイルを探していたところ、マネキンが着ていた洋服にこいちゃんが一目ぼれし、念入りに試着までして購入することとなった。

結局、夏らしい黄色の洋服も購入して帰宅したが、こいちゃんの服２着を買うためだけに何とほぼ2時間。
どの服もほしくてたまらないらしく、と、言うより、見ているのが楽しくてたまらないらしく、本人以外は大変、お疲れである。

グズるいっくんの御機嫌取りに、ちょっと遊び場にも立ち寄ると、おしゃまなようでもやはりこいちゃんはまだ６歳。
人目も気にせずよじ登る…。

田舎のおばあちゃんがこいちゃんとショッピングに行くといつも沢山服を買って帰ってくる。
確かにこんなに憧れのまなざしで服を眺めているこいちゃんを見ていると、何でも買ってやりたくなってしまうのも判るのだが…。