地震が怖くて仕方がない私。
今は亡き祖母が、私が幼児の頃に地震に遭遇した時、はだしで縁側から庭に飛び出したことがある。
その光景は今でも鮮明に覚えていて、自分が取り残されたというショックよりも、普段冷静な祖母が血相変えて慌てて駆け出した光景が忘れられない。
その時は「じしん…??」と言う感じで私だけぼんやりしていたのだが、実はこれが私の心に刷り込まれていた様子。
気が付いたら地震が怖くてたまらない、家が揺れると何とも言えない恐怖で寒気がするほどである。
気になっていたのは、地震のたびに揺れ、建具が鳴る我が家の状況である。
築35年。
阪神淡路大震災以前の建物なので、いくら頑健な造りになっていると言っても耐震構造ではないのだ。
2時間近くかけて行ってもらった耐震診断では基準を満たしていないとの悲しい結果が出て、ますます怖くなってしまった。
耐震工事のリフォームをするとなると家が建ってしまう金額に限りなく近い。
こうなったら引っ越した方が早くない?
伴侶の資産により、念のため土地を探すための参考になるzoom勉強会に参加してみた。
色々難しい話もあったが、やはり大切なのは何度も目的の場所に行ってみて、念入りな調査をしてみる必要もありそうだ。
まだビジョンも浮かんでいない、目的の場所もはっきりしない私としてはまだまだ勉強をしなければならないようである。
引っ越し、出来るかもしれないし、途中から頓挫するかもしれない。
けれど、夢は膨らむ。
働いている糧にもなるというものである。