海に囲まれた島だから、山を登れば当然ぐるりは海である。
しかも桜が多数植えられていることから花見をしようと考えたのだ。
行ってみると、沢山の人たちが花見をしているので驚いた。
昼食を摂るため、よさそうな場所をさがしていて、ワラビが沢山生えているのに気がついた。
こいちゃんはアサリを拾ったり、ワラビをとったりするのは大好きである。
食事をしながらも早くワラビを取りたくてうずうずといった様子であった。
いっくんはまったく興味がなく、買ってもらった玩具の飛行機で夢中になって遊んでいる。
食事が終わると子供たちはばらばらと散らばって遊び始めた。
こいちゃんは伴侶について、林に分け入りわらび取り、いっくんはおじいちゃんの真似をして靴を枕に昼寝を楽しんでみたりした。
まだ時期が早く小さなワラビは、下処理され、晩御飯のてんぷらになった。
旬の物を頂く喜びを、またひとつ味あわせてもらった。