本当は塾に行きたかったらしいが、大変になりそう(私が)なので、ちょっと先延ばしにすることにしたのだ。
通信教育といえば、いっくんは玩具を諦めてまでおねだりした通信教育を、毎日楽しくこなしているようだ。
毎週の体操教室も楽しいようだが、ちょっと暴れ足りないようで、サッカーをしたいと言う。
いや、もう、しんどいし(私が)と、思い躊躇していたのだが、このたび小学校でサッカーサークルのプリントを貰ってきた。
結局、子供がアクションを起こすということは、必ず親にしわ寄せや負担が発生するということで…。
子供は飽きっぽいので、習い事などは「つまみ食いで十分」と何かの本に書いてあったが、それに付き合わされる親はやっぱり何かと大変になるのだ。
とはいえ、色々経験させるのも親の役目か…。
重い腰を上げ、サッカーの入部体験をすることになった。
校庭に向かうと、数名の高学年の男の子達が
「あ!!いっくんだ、いっくん」といっくんを知っている様子で駆け寄ってきた。
普通なら接点のなさそうな大きな男の子達…。
乱暴物のいっくんのこと、いったいどんな悪さをして有名になっているのかと思うと、それだけで胃が「きゅー」っとなりそうである。
やがて練習が始まると、それは楽しそうに皆でサッカーに夢中になった。
ボールを蹴ることがとても楽しいらしく、疲れを知らない様子で必死に走っていた。
時折コーチにほめられたりするといっくんはとても嬉しそうに、脇で見守る私に笑顔を向けたりもした。
しばらくすると一人の男の子が(たぶん5年生)私の近くに寄ってきた。
「いっくん、強いな。結構上がって(ボールを追いかけることかしら)きてるし。」とほめてくれた。
親をほめるあたりが、さすが高学年…。
男の子達に囲まれたいっくんは何だか家で見ているいっくんとはちょっと違って見えた。
ボールが変な方向に飛んでいって皆で笑っている時も、コーチに怒られて全員で固まっている時も、頭にボールが当たって、皆に「大丈夫!?」と言って貰っている時も、何だか男同士っていいな…と感じる光景で溢れていた。
落ち着きのないいっくん。
コーチの話の際に余所見をしたり、座り込んで怒られたりしていたが、そんなこと意に介さない(ちょっとは反省して…)様子で、
「楽しかった!!!」と戻ってきた。
「続ける?」と聞くと
「うん!!」ととっても元気にこたえる。
男同士の光景を垣間見た私としても、ちょっと続けて欲しいな…と思える体験であった。
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