よく私たちの間では理解不可能な子供のおしゃべりを聞いては「宇宙語だ!」と笑ったものだ。
こいちゃんといっくんも4歳と2歳になり、だいぶ自分の感情を言葉にして伝えることが出来るようになってきた。
ただ、そんな中でもこいちゃんは友達同士の決めぜりふや、幼稚園で覚えた不思議な言葉遣いをしたり、いっくんは自分の事を「ばいきんまん」と言ったり、まだまだ驚かされる言葉を話す時が多々ある。
特にまだまだ宇宙語が達者ないっくん。
こいちゃんとの追いかけっこ遊びの最中に猫役をさせようと思い「にゃおーん、は?」と猫の鳴き真似をさせたら「まおーん、まおーん」と鳴いた。
そんな風に聞こえるのだろうか。
しばらくの間「まおーん、まおーん」と『鳴き』続けながらこいちゃんと走り回っていたのが異様だった。
いたずらをしたときもそうだ。
説教にも右から左のいっくんを厳しく叱り「あやまりなさい!」と言うと「ごめん、ごまん」と謝った(?)。
クチが滑ったのか、ふざけたのか、どちらにしても2回繰り返して言うやり方は逆に軽く聞こえてしまい腹が立つので嫌いだったし、どうもおちょくられたようで、しばらく腹の虫が治まらなかった。
こいちゃんといっくんの会話からでも上達すればと思い、色々教えてみることにしている。
いっくんがこいちゃんに自分の持っていたオモチャを貸してあげたのでこいちゃんが「ありがとう」を言った。
その後いっくんに「『どういたしまして』は?」と声をかけると「ありがとっとまって」と訳の分からない宇宙語でこいちゃんに返していた。
こいちゃんは無言だった。
こいちゃんもまだ聞き取りがいまいちらしく、「今日のプーさんのDVDは『最高の贈り物』だねぇ」と映画のタイトルを言うと「たいこの置き物?」と聞き返されてしまった。
「さいこうの!」「たいこの?」と言う間抜けな掛け合いがしばらく続いた。
考えてみればまだまだ二人とも子供である。
この世に生まれて4年と少し、2年と少ししかたっていないのだから、いきなり全てを理解してべらべらしゃべれるはずもない。
今朝などはこいちゃんが「田舎(私の実家)に帰りたい~」と泣いて起きた。
いきなり思い出してしまって感情を抑えきれなかったようで「あさってにはお盆で帰るよ」と言っても判ってくれないし、「次の次の日」でも納得しない。
「あと2回この家でねんねしようね」と言ってもしばらく泣いていたのに、目が覚めてきたのか10分ほどたった頃急に「あと2回?本当に?うれしい!」と急に笑顔になった。
どこまで言葉で判ってくれてどこまでが判らないのか、が、判らない。
先ほどいっくんを寝かしつけていたら(寝かしつけていると幸せな気分に満たされるのか)またまた私に、むぎゅうと抱きついてきて「だいちちだよ…(だいすきだよ)」と可愛らしい声で言う。
何と憂いやつだと思いつつ「私もだよ~」と言うと「ばいきんまんもよ」と返された。
なんだか興ざめしてしまった…。
これからもまだまだ面白い語録が生まれそうだ。
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