熊野に向けて車を走らせて行くとかなりの山道になってきた。
辺りには綺麗な滝などが度々出現。
「すごい、水綺麗!」子供達の口から思わずどよめきが漏れる。
そろそろここらでひと泳ぎ。
車を停め、子供達は我先にと水着に着替える。
慎重に岩を渡って川の中に。
「水が冷たい!!」子供達が叫ぶ。
水が大変冷たく、ジャンプして飛び込むのはいろんな意味でかなりの勇気がいるらしい。
度胸試しに浅瀬でジャンプ・・・
冷たいけれど、何とか胸までつかる。
陽は出ていたものの、前日まで雨が降っていたからその冷たさは本物。
さて、次はちょっと高いポイントに移動して・・・
勇気をだして深いところに向かってジャンプ。
沈む沈む。
水がきれいで池そこが見えているのに、頭がすっぽり隠れる深さである。
こいちゃんもチャレンジ。
ジェットコースターなどの乗り物が平気と言うだけあって、思いきりが良い。
とう!
こいちゃんでも頭まですっぽり。
こんなにそこが見えてるのになぁ。
子供達の叫び声が響き渡る。
その後、何度もチャレンジする子供達。
さくらちゃんもなんだかウズウズ。
「お姉ちゃんたちの所に行きたいよ~・・・」
と言っているようである。
リードをフリーにして自由にしてみたが、水の匂いを嗅ぐばかりで勇気が出ない様子。
やはりさくらちゃんも水の冷たさにビックリしているのか。
騒ぐ子供達につられて体までざぶん。
その後、慌てたように上がってきて私に抱っこをせがんださくらちゃん。
その後はしばらく膝から降りなかった。
いつも夜のお風呂は温かいお湯が出るからなぁ・・・同じように思っていたのか?
体が冷たくなった子供達。
ちょっと休憩。
岩の上に上がって日向ぼっこだ。
冷たい川と正反対で、とても暖かくて気持ちが良かったらしい。
いっくん、本気寝・・・
落ちたら大けが。
ハラハラさせるやつである。
この後も、ポイントを変えながら車を停めてコンロでお湯を沸かして食事をしたり泳いだりしながら熊野を目指して。
山道はとても険しいけれど、楽しみながら熊野に向かったのだった。