疲れた体に鞭打って、雛人形を出す重労働をたった一人で終わらせてくれた。
何が大変って、まず箱を出すところから、とっても大変。
何しろ大きな箱が何個もあるのだ。
さらに、お雛様を飾る台を組むのが重労働。
鉄製の土台は金具を使ってとめなければいけないし、一枚一枚の板が超重い。
へたしたら縁で手を切ったり、挟んだりと、作りはさすがに年代物…。
大きな赤い毛氈を広げて台に留めたら、その後にのせる雛人形たちは多勢に無勢でダレがダレやらわからない。
配置にうんうん唸った後は、その方たちがお持ちになる武器や防具にまた悩む。
昔、新婚の頃は私も頑張って説明書とにらめっこしてみたこともあるのだが、あまりにイライラしてお雛様を投げつけてしまいたい衝動を抑えるのに必死であった。
「ちょっと大きなドールハウス」くらいに思っているこいちゃんは手伝いたがって足をひっぱり、伴侶の怒りを買う。
そんな子供達を退けつつ、必死の伴侶の作業は続く。
大変な作業を経て、とうとう今年もお雛さまがお目見えした。
手伝いたがって無理を言う子供達を別室に呼び、紙で雛人形を作らせていたのだが、それも一緒にちょこんと飾り、喜んでいた。
こいちゃんはドレスのように着物を派手に飾り付け、いっくんは剣をさして勇者風。
それぞれのお雛様を写真に収めたら、いっくんはもう雛あられをいつ食べさせてくれるのか交渉に入っていた。
いつもより伴侶が早く帰宅し、応接間でご馳走が食べられて、綺麗な雛あられがたっぷりもらえる、まさに子供達にとっては、待ち遠しく楽しみで仕方ない「お祭り」なのである。
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