もう10月になってしまいましたが、AMDの第7世代APUを採用したPCがHPとLenovoから発売される、という発表がありました。
第7世代「AMD PRO」APUを初めて搭載したデスクトップPC発表
この記事に限らないのですが各商業サイトに書かれた同情報はすべてこのようにそっけなく、如何にも配布された資料をほぼそのまま書いた、と言う大同小異の内容となっています。まぁ登場と言っても国内販売がされるかどうか分からないものですし、それほど大きく取り上げる素材と思わなかったのでしょうが、商業サイトのAMDに対する扱いもよく分かるというものになっています。が、この話、それほど軽くスルーしていいものでもありません。AMD言うところの第7世代APUとはBristol Ridgeのこと。これ自体ははデスクトップ用は存在しませんでしたが先代のCarrizoの改良型にすぎず、内容はそれほど新鮮ではありません。が、AMDはBristol Ridgeを以前から「AM4プラットフォームで出す」と公言していました。つまり、このデスクトップPCはまだ見ぬソケット形状をした新プラットフォーム、AM4採用の可能性が高いということです。
Asciiのリンク先に"製品ページ(英文)"があり、その先にはAMDの英語サイト。一番下にこたび発売されるPCの一覧表が掲載されています。HPとLenovoと言うことですが、Lenovoは1機種だけで残りはすべてHPです。今回出るPCはすべてAMD PROシリーズのAPUを搭載したビジネス向け、ということでかなり小型の形状をしたPCであるため、Bristol Ridgeと言ってもモバイル向けをデスクトップPCの流用しただけじゃ・・・という疑いもありました。そこでPCの一覧表のうち、一番小型っぽいHP EliteDesk 705 G3 Miniと書かれたテキストをクリック、詳細のページへ飛んだところ、採用APUはA6ー9500とA10-9700とあります。A6-9500は2コアCPUを3.5~3.8GHzで動作させるAPUでTDPは65W(cTDPで45W動作も可)、A10-9700はCPUコアが4コアなこと以外は同条件で動作するAPUで、いずれもデスクトップ向けとして設計されたものです。以前はAM4向けといいながら実はFM2+向け、などという可能性もゼロではありませんが、わざわざ作るとも思えません。多分AM4のスタートとみていいと思います。
Bristol RidgeはあくまでBulldozerから始まる現AMDアーキテクチャの改良型にすぎない、いわば旧型のモデルで、これから予定されているZenコアを使っていません。ゆえにAPU自体の魅力は薄く、わたしら利用者にとっての本命はZenを使ったAPUないしCPU、それにノートPCであることは間違いないのですが、それを動かすベースが登場した可能性が高い、ということだけでも喜ぶべきです。少なくとも新たな一歩なのですから。早く組み立てPC向けにもAM4でないかな?
第7世代「AMD PRO」APUを初めて搭載したデスクトップPC発表
この記事に限らないのですが各商業サイトに書かれた同情報はすべてこのようにそっけなく、如何にも配布された資料をほぼそのまま書いた、と言う大同小異の内容となっています。まぁ登場と言っても国内販売がされるかどうか分からないものですし、それほど大きく取り上げる素材と思わなかったのでしょうが、商業サイトのAMDに対する扱いもよく分かるというものになっています。が、この話、それほど軽くスルーしていいものでもありません。AMD言うところの第7世代APUとはBristol Ridgeのこと。これ自体ははデスクトップ用は存在しませんでしたが先代のCarrizoの改良型にすぎず、内容はそれほど新鮮ではありません。が、AMDはBristol Ridgeを以前から「AM4プラットフォームで出す」と公言していました。つまり、このデスクトップPCはまだ見ぬソケット形状をした新プラットフォーム、AM4採用の可能性が高いということです。
Asciiのリンク先に"製品ページ(英文)"があり、その先にはAMDの英語サイト。一番下にこたび発売されるPCの一覧表が掲載されています。HPとLenovoと言うことですが、Lenovoは1機種だけで残りはすべてHPです。今回出るPCはすべてAMD PROシリーズのAPUを搭載したビジネス向け、ということでかなり小型の形状をしたPCであるため、Bristol Ridgeと言ってもモバイル向けをデスクトップPCの流用しただけじゃ・・・という疑いもありました。そこでPCの一覧表のうち、一番小型っぽいHP EliteDesk 705 G3 Miniと書かれたテキストをクリック、詳細のページへ飛んだところ、採用APUはA6ー9500とA10-9700とあります。A6-9500は2コアCPUを3.5~3.8GHzで動作させるAPUでTDPは65W(cTDPで45W動作も可)、A10-9700はCPUコアが4コアなこと以外は同条件で動作するAPUで、いずれもデスクトップ向けとして設計されたものです。以前はAM4向けといいながら実はFM2+向け、などという可能性もゼロではありませんが、わざわざ作るとも思えません。多分AM4のスタートとみていいと思います。
Bristol RidgeはあくまでBulldozerから始まる現AMDアーキテクチャの改良型にすぎない、いわば旧型のモデルで、これから予定されているZenコアを使っていません。ゆえにAPU自体の魅力は薄く、わたしら利用者にとっての本命はZenを使ったAPUないしCPU、それにノートPCであることは間違いないのですが、それを動かすベースが登場した可能性が高い、ということだけでも喜ぶべきです。少なくとも新たな一歩なのですから。早く組み立てPC向けにもAM4でないかな?
そういう意味ではAM4+APUを考える人にはBristol Ridgeは検討しないわけにはいかない存在なのでは。
それは上位機種だと複数挿せたり とか? リアファン分幅が有りますから
Bristol RidgeはOEM中心という話ですが、当分使われるAM4採用というだけでも価値がありますし、自作市場にも欲しいですね。
>emanonさん
熱を気にしない高スペックからモバイルに毛が生えた程度の省電力モデルまで全部同じソケットになるということです。考えると大丈夫かいな?