このサブタイトルで記事を書くときは父のことなんで、あらかじめご了承ください。また、わたしを個人的に知っている方は、本記事を読むことは避けてください。わたしの心からのお願いです。
数か月前、父は最悪余命数か月のガンという告知を受けました。医者からは外科手術は難しいので手段は放射線治療と抗がん剤のみ、それも副作用が酷いようならすぐやめる、と半ば治療をあきらめろ、と言われた感はありました。が、現在、父は生きています。それも、普通に日常生活を送れるレベルで、です。検査の際に腫瘍から悪性のがん細胞は発見されず、放射線治療の作用によって白血球は減少しましたがある程度は回復し、心配された抗がん剤の副作用も傍目には見られません。また、腫瘍マーカーというがん治療の目安となる血液内物質も減少していると聞きました。半年前から最大7キロ減った体重も3キロまでは戻しており、どれをとっても父の状態の良好を示すものばかり。「少なくとも余命数か月なんてことはない、治療は順調、父はまだまだ生きられる」と家族としては喜ぶ話ですが、担当の先生はなぜか首をかしげ、「驚異的な体力の持ち主です」「不思議な体をお持ちですね」などとどこか冷めた発言を繰り返している模様。わたしどもとしては治療がうまく行っているのだから喜んでくれてもいいと思うのですが、先生の常識からは外れた状況なのでしょうが、そういう人がいたっていいでしょうに。
その父が、この1日からまたしても入院することになりました。ガンによって他の部位にも悪影響を及ぼす可能性はあるため、他にもいくつかの科で診察を受けているのですが、そのうちの消化器系内科の先生から、「胃に動脈硬化が見られるので、手術で取る」と言われたのです。これが2か月以上前の話。当初はそれとなく「5日から一週間ほど」と言われていたのですが、今月に入って病院から渡された入院手続きに関する書類に示された期間は3週間でした。当初予定の三倍も長いのです。これはちょっと変です。
なので当初は動脈硬化ではなく危険のある動脈瘤の手術になるのではないか、と疑ったのですが、先生から言われている手術内容は「内視鏡を使った比較的簡単な手術。開腹はしないので負担は少ない」と言う話でした。動脈瘤なら開腹手術もあり得るわけで矛盾します。もちろんあとになって事情が変わったが告げない、ということはあり得るでしょうが。それでも2か月も間を空けないでしょう。動脈瘤ならそこまで緊急性が低いとは思えないのです。
一番ありそうなのは別件で入院ということにして拘束しておき、俎板の上の鯉にしておいてから「実は・・・」と言いだして、以前は難しいと言っていたガンの外科手術をしたいと言い出すパターンです。実際前回は「検査入院」と言って入院した直後に手術を言いだしましたから。ただ、この時点では父に対してのみ検査入院と告げており、わたしや母には手術があることは伝えられていました。今回はそれがありませんので疑問に思います。
もっとも、どちらにしてもそれが父の治療に役に立つのならまだ納得できます。一番困るのは単に父を一時的に手元に置いてデータを取るために入院期間を長めにとっている、というパターン。実際父は過去に同病院で初めてとなる治療をいくつか受けたことがあり、そのデータ取りに協力させられています。「学会で発表する」と言われたこともあるくらいです。実際に発表に使われたかどうかは分からないのですが。まして今回の治療でも従来の常識からは少し外れた経過を見せる父ですから、悪く言えばモルモットとして格好の素材なのです。そのための入院期間の延長だとすると、父に良いことはありません。確かに医学的にみて父は順調に回復しているようですが、日常生活を送る能力という点では以前より少なからず弱っているのです。最近は一日の半分は居眠りしていますし、それでいて夜は誰よりも早く寝、朝は誰よりも遅く起きてきます。おそらく浅い眠りしかできていないのでしょう。二言目には「疲れた」といい、家から一歩も出ない日も珍しくありません。ただ、「どうしてもやらなければならない仕事」が目の前に現れると途端に張り切りだし、精力的に物事をこなしだすのですが。入院はどうしても安静にする時間が長く、体力の衰えを避けることはできません。体力を取り戻す体力も残らなかった場合、最悪生活に支障を及ぼす可能性もあります。体力負担の大きい外科手術はもちろんですが、入院期間もできる限り短くして、日常生活レベルをこれ以上上げてほしくないと強く思います。病院側は余計なことは考えておらず、ただ念のため期間を長めにしているだけで、経過次第では早めの退院もありうる、だといいのですが。
と、言うわけで三週間はわたしもほとんど家から出ることもできず、一人で商売することになります。それなりに大変ですが、残念なことにして幸い最近暇ですし、面倒なことになりそうな件は父が準備しておいた(逆を言えばわたしには相変わらず触らせてくれない聖域を残し、そこのやり方を教えてくれなかった)ので、なんとかなるでしょうが。「ガン以外の件で手術をするということは、そう簡単に死にそうにないから他の治療もするということ。商売のことだけ気にしてオレのことは心配するな」と父は言っていますが、やはり両方心配しないわけにはいきません。でも、今は早く父が帰ってきてもとに戻り、少しは楽になる日を目標にするのみです。
追記:動脈硬化、という病名は父の勘違いでした。ただしくは静脈瘤です。なお、三週間というのは再手術の必要があった場合の最長期間で、その必要がなければもっと早い場合もあるとか。ただ、期間の説明は入院するまでしてもらえませんでした。
数か月前、父は最悪余命数か月のガンという告知を受けました。医者からは外科手術は難しいので手段は放射線治療と抗がん剤のみ、それも副作用が酷いようならすぐやめる、と半ば治療をあきらめろ、と言われた感はありました。が、現在、父は生きています。それも、普通に日常生活を送れるレベルで、です。検査の際に腫瘍から悪性のがん細胞は発見されず、放射線治療の作用によって白血球は減少しましたがある程度は回復し、心配された抗がん剤の副作用も傍目には見られません。また、腫瘍マーカーというがん治療の目安となる血液内物質も減少していると聞きました。半年前から最大7キロ減った体重も3キロまでは戻しており、どれをとっても父の状態の良好を示すものばかり。「少なくとも余命数か月なんてことはない、治療は順調、父はまだまだ生きられる」と家族としては喜ぶ話ですが、担当の先生はなぜか首をかしげ、「驚異的な体力の持ち主です」「不思議な体をお持ちですね」などとどこか冷めた発言を繰り返している模様。わたしどもとしては治療がうまく行っているのだから喜んでくれてもいいと思うのですが、先生の常識からは外れた状況なのでしょうが、そういう人がいたっていいでしょうに。
その父が、この1日からまたしても入院することになりました。ガンによって他の部位にも悪影響を及ぼす可能性はあるため、他にもいくつかの科で診察を受けているのですが、そのうちの消化器系内科の先生から、「胃に動脈硬化が見られるので、手術で取る」と言われたのです。これが2か月以上前の話。当初はそれとなく「5日から一週間ほど」と言われていたのですが、今月に入って病院から渡された入院手続きに関する書類に示された期間は3週間でした。当初予定の三倍も長いのです。これはちょっと変です。
なので当初は動脈硬化ではなく危険のある動脈瘤の手術になるのではないか、と疑ったのですが、先生から言われている手術内容は「内視鏡を使った比較的簡単な手術。開腹はしないので負担は少ない」と言う話でした。動脈瘤なら開腹手術もあり得るわけで矛盾します。もちろんあとになって事情が変わったが告げない、ということはあり得るでしょうが。それでも2か月も間を空けないでしょう。動脈瘤ならそこまで緊急性が低いとは思えないのです。
一番ありそうなのは別件で入院ということにして拘束しておき、俎板の上の鯉にしておいてから「実は・・・」と言いだして、以前は難しいと言っていたガンの外科手術をしたいと言い出すパターンです。実際前回は「検査入院」と言って入院した直後に手術を言いだしましたから。ただ、この時点では父に対してのみ検査入院と告げており、わたしや母には手術があることは伝えられていました。今回はそれがありませんので疑問に思います。
もっとも、どちらにしてもそれが父の治療に役に立つのならまだ納得できます。一番困るのは単に父を一時的に手元に置いてデータを取るために入院期間を長めにとっている、というパターン。実際父は過去に同病院で初めてとなる治療をいくつか受けたことがあり、そのデータ取りに協力させられています。「学会で発表する」と言われたこともあるくらいです。実際に発表に使われたかどうかは分からないのですが。まして今回の治療でも従来の常識からは少し外れた経過を見せる父ですから、悪く言えばモルモットとして格好の素材なのです。そのための入院期間の延長だとすると、父に良いことはありません。確かに医学的にみて父は順調に回復しているようですが、日常生活を送る能力という点では以前より少なからず弱っているのです。最近は一日の半分は居眠りしていますし、それでいて夜は誰よりも早く寝、朝は誰よりも遅く起きてきます。おそらく浅い眠りしかできていないのでしょう。二言目には「疲れた」といい、家から一歩も出ない日も珍しくありません。ただ、「どうしてもやらなければならない仕事」が目の前に現れると途端に張り切りだし、精力的に物事をこなしだすのですが。入院はどうしても安静にする時間が長く、体力の衰えを避けることはできません。体力を取り戻す体力も残らなかった場合、最悪生活に支障を及ぼす可能性もあります。体力負担の大きい外科手術はもちろんですが、入院期間もできる限り短くして、日常生活レベルをこれ以上上げてほしくないと強く思います。病院側は余計なことは考えておらず、ただ念のため期間を長めにしているだけで、経過次第では早めの退院もありうる、だといいのですが。
と、言うわけで三週間はわたしもほとんど家から出ることもできず、一人で商売することになります。それなりに大変ですが、残念なことにして幸い最近暇ですし、面倒なことになりそうな件は父が準備しておいた(逆を言えばわたしには相変わらず触らせてくれない聖域を残し、そこのやり方を教えてくれなかった)ので、なんとかなるでしょうが。「ガン以外の件で手術をするということは、そう簡単に死にそうにないから他の治療もするということ。商売のことだけ気にしてオレのことは心配するな」と父は言っていますが、やはり両方心配しないわけにはいきません。でも、今は早く父が帰ってきてもとに戻り、少しは楽になる日を目標にするのみです。
追記:動脈硬化、という病名は父の勘違いでした。ただしくは静脈瘤です。なお、三週間というのは再手術の必要があった場合の最長期間で、その必要がなければもっと早い場合もあるとか。ただ、期間の説明は入院するまでしてもらえませんでした。
家族同席で説明があったのは最初だけですね。その時は一応説明に使ったメモ書きはもらったのですが、正直後になって見直しても全く読めません。
今回の静脈瘤はガン検診とは別に見つかったもので、確かに複数の専門医にかかっているようです。ただ、病状の説明となるとその誰でもない同じ人が来るんだそうです。これが謎。父が言うには普段診察の際には一度も見かけない医者だとか。
お父様、御家族の不安を少しでも無くしたいと再度投稿させていただきました。
お父様も病状についてお知りになっているようで良かったと思います。
ただ、病状説明受ける際は担当医に文章にしていただくのが良いと思いますよ。その場では理解出来たつもりでも、誰でも早合点や思い込みもあるもの、後で落ち着いて振り返るためにも文章として貰った方が良いと思います。(出来れは御家族も同席するのが望ましいですが)
あと、説明医が代わる件、詳しくは解りませんが、チーム制で複数の医師が関わっている可能性と、幾つか病気をお持ちでしたらそれぞれの専門医が診察や検査、処置をしている可能性が考えらます。
例えば、消化器科と言っても、実は、消化管(胃や大腸)、肝臓、膵臓胆道系、と専門医としている医師は違いますので。
最近は放射線治療の精度も上がっていて、体力的負担が少ない分生存率は高いというデータもあるとか。頑張ってもらうしかないですね。
今回の入院は結局ガンとは無関係とのことです。ただ、事前の説明はちと足りなかったかな。
>emanonさん
主治医の態度が態度なだけに、心配するな、という方が無理なもんで。
入院中の看護師がいうのは、「トイレ以外はなるべく立つな、移動はせいぜい同じ階。別の階や病棟に移動するときは車いす使え」だそうです。退院後の生活より入院中のケガによる病院側の責任の方が優先らしいです。
>2016-11-01 09:19:00さん
専門の方からの書き込み、どうもありがとうございます。
これに関しては父が勘違いしてわたしに報告したことで、何かおかしな情報となっていますか。動脈硬化ではなく静脈瘤、患部も胃ではなく食道だそうです。なに脈なんちゃら、という病状の説明についていけず、頭の中で勝手に「動脈硬化」と言い換えていたのが原因でした。また、父は自分の病状を把握しています。最初に告げられた余命数か月、の時はさすがに言えませんでしたが、現在はまず最初に本人に病状を告げているようです。ただ、込み入った話になるとなぜか担当医ではなく別の医者が説明をするのが気がかりのようです。
医療関係者です。
詳しくわからないのですが、納得されない病状説明で入院されるのは疑問です。2つ考えられるのは、病院側の説明不足と、(申し訳ありませんが)御本人、御家族の理解不足の可能性です。
胃の動脈硬化とは聞いたことありません。動脈瘤も考えにくいです。
私が想像するには、肝臓が相当お悪いのでは?肝硬変→門脈圧亢進→胃静脈瘤、それをEVLや凝固療法で破裂を予防する、ではないでしょうか。
静脈瘤破裂は致死的です。破裂したら何も施し様ないこともありますので妥当な処置だと思います。
もし、上記処置なら特に珍しいことではないので、何か実験にされているようなことはないと思いますが。
ただ、どんな処置でも、御本人、御家族が納得できない、よく理解出来ないことがあれば、繰り返し担当医に質問された方がいいと思いますよ。
今の時代、説明拒否する医者が居るとは思いませんが、万が一、それに答えてくれないようなら転医されたほうがお互い様だと思います。
あと、一点。
御本人にもある程度は病状をきちっと伝えるべきだとは思います。それを知ったうえで医療者と話し合い、治療方針を相談するのが現代医療の大前提です。
あくまで、ご参考まで。
ストレスは体に悪いのです ストレスが過剰で病気にならないとも・・・
krmmk3さんがこれだけ考えられる限り 出来るだけ出来たと腹をくくれればそれでいいと そう思うのですよ思いつく限りを全ては出来なくて普通ですし 1つ出来たら他は我慢とか全部やったら過剰だったり… 朝起きたら挨拶するそれだけでも大きい事だと思いますけど ね?
人間立って姿勢よく胸を張る 食後すぐ床に平らに寝ない それだけで消化物は下に順調に流れ つま先が引っかかることなく歩くことができ 食事も美味しく 苦もなく出てくるそういうものです
真っすぐ立たないと内蔵に負担がかかり 食が細くなりますし 、吊革につかまってでも ただまっすぐ立ち続けるだけで真っすぐ立てる筋肉が付くのですよ これは実証済みですよ
krmmk3さんに任せてくれない作業とはもしかして金を分離精製して純金にする工程ではないかな どうでしょう?
自分も去年に母が肝臓ガンで手術、転移は無かったようなのですが、今年になって抗ガン剤の治療を受けました。
また、先日妹に婦人系のガンが見つかり、外科手術が無理だそうで放射線と抗ガン剤の併用治療を受けています。
救命病棟24時などのドラマでも使われた、比較的有名な病院でインフォームド・コンセントなどは流石にしっかり
しており、治験などの説明も徹底されているのでその点では安心できます。
(セカンド・オピニオンについても用意があるということを文書でも明言されています)
入院期間は...常に病床不足らしく歩けるようになると放り出されると言うくらいの感じです。
妹などは入院は無く通院になるそうです。ただ週一で一日抗ガン剤点滴になるらしく仕事は休職扱いにしたそうです。
やはりこの辺は病院にもよるのでしょうか、ちょっと心配になりますよね。