明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

広島県営水道の運営

2011-02-06 | 事業仕分け
 広島県は民間の水処理企業と共同出資して新会社を設立し、県営水道事業の運営・管理の移管を検討しているとのことです。公営水道の運営に民間が参画するのは珍しく、民間企業的な手法を活用して水道事業のコスト削減や収益基盤の強化を目指すと書いてありました。
 新会社は「広島ウォーター(仮称)」で、2012年度以降に設立するそうです。大竹市など広島県内の自治体にも参加を呼びかける方針で、各自治体が民間資金活用による社会資本整備(PFI)や業務委託などの参加方式を選び、新会社に委託する業務の範囲も自由に決めるとのこと。
 広島県は、人口減少による今後の水需要の落ち込みや、技術職員の採用抑制などを背景に、公営水道事業の見直しが必要と判断したそうで、総
合水処理大手企業や大竹市などと昨年9月から勉強会を開き、安定的な水道事業の継続と効率化を検討してきたそうです。

 そこで思い出すのは、去年(広島県で2回目)の事業仕分けの「流域下水道事業」
その議論は

・流域下水道はその管理や建設まで、範囲も広く費用も膨大で、トータルとして県の市町へのコミットメントが大きく、市町の料金への影響も大きい。
・今後は、施設更新費用を市町の料金に転嫁する可能性も出てくる。そのため費用負担を極力抑える努力が求められる。
・現在、管理を県から公社に委託しているが、再委託も行っている。経費的に競争性を持たせ民間への市場解放を考えたら、県が直接、民間委託等を検討すべきではないか。

住民は、適切な管理、納得する料金を求めているのだと思います。

そんなことがあったので、このニュースは、県が事業を独占するのではなく
・民間開放・・・行政の独占分野に参入することで、民間にノウハウが蓄積できる。
・経費節減・・・市町への影響も少なくて済み、
次の世代への負担も軽減できる。
などが期待できますね。

「公共水道は公共(=自治体と思いこんでいる)が管理する」という、既存の概念を変えてくれる広島県に感心しました。

 私は「事業仕分けその後」が気になって、その自治体のHPを覗きに行くのですが、今はちょうど新年度予算が編成されたころ。
事業仕分けの提言を受け、どのように対応したか、注視していきます!
ちなみに、広島県のHPでは、「アフター事業仕分け」、きちんと言及されていましたよ。

ジョリ-、こっち向いて~
 
なんや~、今ネコジャラシで忙しいんや
しょうもないおばはんやなぁ

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