この夏、PHP総研では、PHP公共経営セミナー 地方議員のための政策力アップ講座 「想定外を想定する自治体改革」を開催します。 http://research.php.co.jp/event/2011/07/20.php//research.php.co.jp/etc/060/
この講座の目的は、地方議会の真価が問われる時代にあって、地域再生をリードする政策議会としていくために、地方議会・議員に求められる政策力アップへの指針を現場実践の観点から追究するものだそうです。
今回は、『「想定外」を想定する自治体改革』をシリーズテーマに、全5回の講座になります。もちろん議員さんだけではなく、地方自治体の職員の皆さんもご参加いただけます。
実は私も、8月12日(金)に、「事業の複合化・統合化による効率化と経費削減」をテーマにお話させていただきます。詳しくはこちらまでお願いします!
全5回のプログラムは
第1回 7月20日(水)13:30-16:30(終わったばかりですね)
東日本大震災と自治体の庁舎のあり方
〔講師〕神奈川県茅ヶ崎市担当者、南 学(神奈川大学人間科学部特任教授)
第2回 7月29日(金)13:30-16:30
ハコモノ行政からの脱却~施設から機能重視への発想転換
〔講師〕佐々木陽一(PHP総研コンサルタント)、南 学(神奈川大学人間科学部特任教授)
第3回 8月5日(金)13:30-16:30
自治体における資金調達の多様化と今後の展開
〔講師〕伊藤敏孝(神奈川大学客員教授)、南 学(神奈川大学人間科学部特任教授)
第4回 8月12日(金)13:30-16:30
事業の複合化・統合化による効率化と経費削減
〔講師〕神奈川県厚木市職員(私です)、南 学(神奈川大学人間科学部特任教授)
第5回 8月29日(月)13:30-16:30
自治体間の協力による広域型専門的業務の展開可能性
〔講師〕東京都足立区担当者、南 学(神奈川大学人間科学部特任教授)
盛りだくさんな内容ですが、いずれもこれからの自治体改革に向けて取り組むべき課題がぎっしり詰まっています。
このシリーズのために、何ヶ月も前からメンバーが集まり、地方自治体の課題について事業仕分けで見えてきた具体的な事例などから、検討を重ねたものです。
私の講義内容は、自治体財政を圧迫しつつある拡大する一方の高齢者の給付事業、たとえば紙おむつ配布や入浴券、バス乗車証などについて考え、また、特に首都圏の都市部などで課題になっている乳幼児医療費助成や、待機児童解消策としての保育施設設置などについても、検討していきたいと思います。
さらに、公共施設についても、それぞれの目的(健康の保持、女性の活動、高齢者のいきがい等)にしたがって建設・運営されていることから、これらの負担をどのように圧縮するのか、「福祉切り捨て」という批判につながる従来型の個別削減手法を見直し、負担の極端な増加を抑制しながら、事業効率を上げるための統合化、複合化の手法を検討しようと考えています。
議員さんだけでなく、自治体職員のみなさま、もちろん民間企業におつとめのかた、興味があればどなたでもOKですので、もしよろしければご参加ください。