現場の資材間（矢印が書いた板の下）で
鳥の巣発見！
無慈悲な作業員に見つからぬことを願い
持ち場へ戻り作業再開
しかし三匹の小鳥が心配で
仕事に集中できず就業
翌朝、巣はコンクリート上置かれ野ざらし
やばい！！このままだと
即熱中症で死んでしまう
角材とベニヤのこつぱで
何とか目隠し
この日も心配で仕事集中できず
ながら仕事で就業
翌朝、巣に雛がいない
外敵やられたのにしては巣に乱れ無し
ということは巣立った？
でもあんな産毛では飛べねぇらぁ・・・
親鳥は現実が受けられないのか
巣の近くでこっちを凝視
そこで何となく鉄パイプの下を覗いてみたら
三匹が寄り添ってるじゃん
無事でよかったぁ・・・
でもこのパイプすぐ移動される、どうしよう
雛たちを元の巣に戻そうとすると
三羽は一目散に半走半飛で
てんでバラバラになっちまったぁ・・・
親鳥が三羽を集合させるべく
必死に飛び回るのを見て
俺はなんて余計なことをしてしまったのか
健気に寄り添ってた雛と親を分散させてしまった責任を痛感
休憩せず飯も食わず
探して探して探しまくり何とか二匹確保
二匹見つかっただけども良しと
仕事仲間は言うが
冗談じゃねぇ
当然日当もいらねぇ
親元へ三匹を返すのが俺の義務
不撓不屈の精神で
最後の一羽を確保
無事に三羽を親に返すことができました。
三羽を確保できた時の喜びは
五十四年の人生で一番
翌朝、三匹の小鳥たちは
隠れ場所を変えたのか？巣立ったのか？
わかりませんが姿を消しました。
元気に育つことを願うだけ
三日におよぶ三匹の雛との奮闘記でした。
