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銭湯文化

2018-01-16 21:58:47 | 武蔵小山界隈
日に一度は汗を流すのが習慣、
たまに行く、
銭湯『月光泉』は商店街のはずれに有る銭湯
少しくたびれた感じもしなくではない。
湯を今でも薪で沸かすので、
湯が柔らかいのが評判の地元の人達から愛されている。
長く常連だった加藤さんが、
パタリと来なくなった、
いつも一番風呂で、
開店前から待ち構えている中に、
必ず、
チョイとずんぐり色黒
金のネックレスをいつもしてる。
加藤さんの姿が有った。
面倒みが良く、
銭湯のマナーに口うるさい
皆から
会長とあだ名されるほど、
一番で風呂場の足を踏み入れると
Cさんの椅子・洗面器を置く、
(Cさんの定位置確保)
脳梗塞で左麻痺のAさんが来たら、
必ず椅子・洗面器をいつもの所に運び、
必ず、Aさんの背中を流す、
アレやコレや、
面倒見がいい人、
しかし、
洗わず浴槽に入ろうものなら、
怒る、
言いずらい人が居たら、
こちらに寄って来て、
小耳に
『アイツは身体も流さず風呂に入るんだ』
と言って来る。
『まあまあ~』
と加藤さんをなだめ、
その下手人が
サウナ入った時に、
優しく諭すようにお願いするのは私の役目、
ある日、
浴槽の中で、
身体をボリボリ掻いているオジサンがいた、
背中に
掻き傷が出来て、血が滲んでいる。
サウナの中で、
優しく、優しく、
諭すように、お願いしてたら、
もう~ココは小学校の教室状態、
スキンヘッドのあだ名が社長さんが、
そうだ、そうだ、
他の人も皆、、
ああでもない、こうでもないと、
もう、その人は袋叩き状態
その後、
脱衣所ではその話が持ちきり、
風呂の中で、掻きむしり、
血が出てんだよ~
アイツなんだぁ~
ああでもな、こうでもない、
その加藤さん
平成30年1月1日に病院亡くなった。
元気だったのに、
1泊2日の検査入院だったのに、
そのまま、緊急入院、
詳しい話は知らないが、
会長の加藤さんの姿が見えないと、
なんだか皆さん寂しそう、
一番風呂に集まる人達からしたら
部外者みたいな私にも、
皆さんが言って来る。
何処が住まいなのか私は知らない。
しかし、
商店街で会うと会釈はする程度、
ギリシャ歴史研究の大家、
塩野七生さんが、
ギリシャ約1000年平和が続いた時代
社会が平和平穏だったのは、
銭湯にその一因が有ると云う。
まだ陽が高い内に仕事を終え、
皆銭湯へ行く、
汗を流し、家に帰り、
夕食、
銭湯がその社会の中で、
コミュニケーションの場となり、
俗に云う、
『裸の付き合い』
が人間関係を和やかにしたと、
確かに、
あっち、こっちの銭湯行く、何度も行ってると、
覚える顔、
街中で会うと、
会釈くらいはする。

会長:加藤さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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