庭園のレストラン
到着時間に合わせて、
ピッタリ、
ジャストタイミングで出てくる、
席からの眺め好き、
落ち着く、
料理がまた、
可愛い、素敵だし、
なんといっても、
清潔感が、
いい、
偉そぶってなく、
押し付けがましくもない
なんともゆっくりした時間の味わい
この感じはどこから来るのだろう、
考えたらこの庭、
約五百年以上の歳月を重ねてきてる、
その重さ、
荘厳ともに言える。
庭を眺めならが、
考えてみたら、
そうだ、
六百年以上だ。
テレビの時代劇では、
天下の御意見番だが、
隠居した好好爺の
大久保彦左衛門が、
庭の陰から剪定鋏をカチカチ鳴らしながら、
出てきそうな、
これが、
歴史の趣きと云うのだろうな、
凡夫には、わからないが
なかなか
さて、思い出す限りの中で、
大久保彦左衛門
徳川譜代の家臣として、
何故、その名を轟かせたかは忘れた、
隠居後、
時代劇の中では
当時、
日本橋に有った魚河岸の『魚や』の
一心太助を可愛がっていた。
一心太助がこの隠居屋敷の『八芳園』まで
魚を天秤棒に担いで、
えっさ・ホイサ
日本橋から小走りで魚を届けに来た、
日本橋方面から来ると
屋敷の正面ではなく
反対側になるから
裏口が有った
有った事にした方が
一心太助が楽、
正面まで回り込むには、
屋敷が余りにも広大、
『お殿様あ~、イキのいい魚届けに来ましたぜ~』
と叫ぶ、
屋敷中に響く大声
庭の木の剪定に忙しい
彦左衛門
折り曲がり始めた腰、
右手に剪定ハサミを持ち、
それをパチパチ鳴らしながら
後ろには中間に槍を持たせて居る
隠居した今でも
彦左衛門は主筋である将軍家に何か有った場合に備え、
いつでも槍を持って駆けつける用意を欠かさない、
裏口の方にやってきた彦左、
魚を覗き込み、
『う~ん、今日は鯛の刺身じゃ、
皮は少し炙ってな、
佐助、今日は捌いて行ってくれぬか?』
佐助は顔をしかめながら、
『お殿様、それが今日はまだ、この先の松平様へもお届けに参らねばなりませんで、
その~』
いい終わらぬうちに、
彦左は、
中間に目配せをした刹那、
中間も心得たモノで、
槍を彦左に捧げ渡す、
電光石火
彦左は穂先の鞘を活きよい抜くと、
『えい』
かけ声と共に、
太助の喉元に槍の穂先を寸止め、
太助の心得たモノで、
猿の如く、
飛び退き、
頭を地にすりつけるように
『へへえ~』
かしこまる、
『太助、オマエは何が松平家じゃ~』
続はまた、
昔はこんこんと地下水が湧いていたのだろうな
起伏が激しい
自然の形、
蝦夷松520年
蝦夷松が今から520年前に江戸に運ばれて来ていたんだ、
思えば、思うほど、
考えれば、考える程、
この庭は凄い、
ここに屋敷を構えた頃、
当時、
江戸府外、
あぜ道しかなかった頃、
この地に屋敷を構え、
庭を造った
凄い野趣味が有った事だろう、
庭に野ウサギ、イノシシが出たりもしてだろう、
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