ニュージーランド ロックダウン 1か月

　ニュージーランド政府がレベル４のロックダウンを4週間します！宣言して明日、その4週間が終わる。
　それで昨日はその後どうすべきか…の報告があり、来週月曜日までレベル４を引き延ばし、28日の火曜日からレベル３に下がる。レベル３も様子見で2週間、またその後にレベル２に下げるか継続かになるらしい。

　4月21日午前の時点で感染者数1105人、12人の死者。

　ロックダウンから2週間が過ぎた頃から1日の感染者が少しずつ減り、先週は20人から10人とかなりの減少。

　ニュージーランド人すごい。がんばった。

　いつもなら肌寒くなり、去り行く夏を惜しむかのように外に出かけ、カフェやビーチ、公園はまだまだ人でにぎわう時期。
　
　まだ夏を感じていたい。　ギリギリまで。　

　な、人種である。　そんなあたしもまだTシャツ、半ズボン、ビーサン。住人の中で最後まで夏をあきらめないタイプ。

　そんなニュージーランド人が外に出たい気持ちをグーーーーーッと抑えてみんなで頑張った成果だと。国民全員で褒め合い、讃え合いなんて素敵な国なんでしょう。

　レベル3になって変わる事は…
　
　＊同居人以外に会う事ができる。直近の親類、介護者、単身者オッケー。　⁂友達はダメ。
　＊行動範囲が広がる。自宅付近の公園、遊泳、サーフィン、釣り（船釣りはダメ）オッケー。　⁂別荘滞在、狩猟、ボート、ヨット、チームスポーツ、トレーニングはダメ。
　＊親が仕事に復帰等の理由があれば15歳以下の子供は学校に行ける。15歳以上は全員自宅学習。
　＊小売店、飲食店への電話、オンラインでのオーダーでのデリバリー、受け取りが可能。
　＊電気、配管、建築系のお仕事オッケー。
　＊葬儀、結婚式は10名以下の出席。　⁂儀礼後の会食はダメ。

　もちろん、あたしのお仕事マッサージはレベル２になるまで営業できましぇん。

　これからの3週間はたるみ気味だったロックダウンに少し、ほんの少～しスパイスを混ぜ、

　朝9時起床、午前中に英語の勉強30分(たったの⁉）、世界のニュースを見(中田敦彦のYouTube大学で日本、世界の政治、経済、歴史に興味を持ち始めた。勉強をやっと楽しめるお年頃)、午後は自由にテレビ三昧(YouTube、Netflix)の合間にお尻筋、腹筋トレ。

　政府のサポートのおかげで安心、安全な生活を送れています。

　感謝、感謝

　　

ニュージーランド ロックダウン Day 10

　かれこれ10日が過ぎました。　まだ10日、あと何日。　昨日も今日も多分明日も変わらず同じ生活を送るでしょう。

　そこで私の身の回りに起こった事、ニュージーランドに起こった今までの事をさら～っと。

　2月半ばから3月前半ようやく私のビジネス（マッサージ）が波に乗ってきた。　常連のお客さんがお友達、仕事場の人に勧めてくれて予約をもらったり。この口コミが"私"は一番大事だと思っている。

　2月にはお願いしていた会社のロゴマークと共に名刺、ギフト券が出来上がった。
　余談だけど…そのロゴ、名刺、ギフト券もお世話になった老夫婦のお知り合いの方が作ってくれ、『現金で払うか僕と僕の家族にマッサージを無料でする。とどっちか選んでいいよ～』と。　もちろんマッサージで！大家族でも構いません！！
これを余談にするにはもったいない。

　で、その名刺を仕事場の周りにあるカフェやお店においてもらい営業していた。
　
　前から働いていた会社は客層が中国人が多かったせいかコロナが中国で流行りだしてからというもの、すご～く暇になった。　それはコロナのせいか⁉　前々からストレスや不満に思っていた会社のやり方が悪いせいか⁉
　
　そして3月半ば。

　私のビジネスだけでなく、同じフロアーに入ってる美容室、ネイルサロンも暇になり、街を歩く人も少なくなる。

　コロナウイルスに感染した人が100人を超えた時に政府がロックダウンを2日後の3月２５日にスタート宣言。
　
　ロックダウン2，3日前まではみんなパニックになってスーパーマーケットは長蛇の列、棚は空っぽっていう状態があった。あたしらフラットメイトもロックダウンがあるかもしれないという情報を聞きつけすぐさまビール、ウイスキー、ジンを買いに急いだ
　
　ロックダウン期間中は医療系、食料品＆スーパーマーケット、デイリー（コンビニエンスストアみたいな…でも24時間じゃない）、ガソリンスタンド、バス、電車、フェリー等これがなくては生活できないでしょ以外は店を閉める。　カフェ、レストラン、酒屋等の飲食店（テイクアウトも配達もダメ）、デパート、オフィス、もろもろがロックダウンが解除されるまで開けてはいけない。閉めてるからって店の中に出入りしてもいけない。
　買い物、病院、通勤(許可された仕事のね)以外の外出は控える。でも適度な運動(ウォーキング、ジョギング、自転車)はOKだけど家の近場で。
　
　もちろんその間仕事ができなくて給料がもらえなくなる。レントが払えなくなる人もいるわけで。
　
　そこで政府は30％の収入が減る見込みがある人は申請をすると週20時間以下のパートタイムの人に週＄350、週20時間以上のフルタイムの人に週＄585.80を12週間分(‼)のサポート
　
　やるよね、ニュージーランド

　ロックダウン開始以来ず～っと晴天続き
　朝10時過ぎに目覚め、庭で陽にあたりながらランチしたりネコとたわむれたり、フラットメイトとビールを飲んだり、部屋に戻っては映画やNetflixを見、アプリの腹筋、尻筋トレをし、早めに軽めの夕食を済ませ(あまりエネルギーを使わないから腹も空かない)またテレビの前に座るか、フラットメイトと飲むか。そして12時前に就寝。

　なんて健康的な生活を送ってるんだろ。これも政府のサポートがあるから心にも余裕があるわけで.........これで補助金なしだとこんな生活送れないし、ストレスと金欠でウイルス感染前に死んでしまうわ。

　日本のニュースを見るたびに思う事はたっくさんありますが、そこは日本に住む国民が重々感じてると思うので

　そして今、志村けんの特集をここニュージーランドでも見てあの頃を懐かしみ、笑い、そしてフラットメイトの子供(2歳)に『さっいしょはグー』と『アイ～ン』を教え込み、日本の伝統的笑いを伝授する事に奮闘中です。

　　　
　

　
　4月4日現在の政府の発表では950人がコロナウイルスに感染。死亡者1人。127人が完治。


Keep safe,smile and be kind