好きなタレントを聞かれたら、安田美沙子と迷わず答える小原です
昨日のヒラメが悔しくて悔しくてリベンジに行こうと思いましたが
こんな日に一緒に行く相棒はいないだろうと思っていたその時
ＫＡＮさんから、「サバ釣りに行こうぜ！」と電話がありました
「俺は昨日のヒラメをやっつけに行きます」と言うと、「じゃ俺もヒラメ行く」と
即答され、こっそり大物を釣ろうと思っていたのに迷惑な電話です
このことを店長に連絡すると、「じゃ俺もヒラメ行く」とすぐに飛んできました
結局今日も変態３人組で戸井ヒラメに行く事に・・・
雨以外のコンディションは最高
３時から釣りを開始します。
昨日のポイントを丁寧に攻めますが、見せ場なく日が暮れ始め
諦めて釣り場を歩いていると、釣り糸の絡まったカモメが飛べなくなっていました。
僕がそのまま通り過ぎた時、背後から
ＫＡＮさんが「可哀想だ！助けてあげよう」と言ったのですが
僕にはどうしたらいいのか分かりませんでした。
するとＫＡＮさんが「ゴメに糞をかけられてムカつく事もあるけど、鳥山で魚の場所を教えてもらってるし
釣り糸なんだからアングラーの責任だ！」と絡んだ糸を解きはじめました。
そんな先輩の姿に鳥肌が立ちました。
ＫＡＮ先輩は優しくカモメを抱き上げ
出血もなく元気な姿を確認すると
「痛かったろう。ごめんな」と言いながら
静かに放してあげました。
ＫＡＮ先輩は何もなかったかのように、「ゴメは温かくてカワウィーな」と言い
また、車への道のりを歩き出しました。
僕は『ＫＡＮ先輩が一番あったけぇよ！』と心の中でつぶやき
ＫＡＮ先輩が今までより大好きになりました。
今日は魚は釣れませんでしたが、色々な事を学んだような気がします。
店長も何も言わず笑顔で見守っていました。
店長もＫＡＮ先輩を頼もしく思ったんだろうと思います。
僕は、まだまだメロンソーダの似合う子供かもしれませんが、山本釣具店の先輩に負けないくらい
愛のある男になろうと思いました。
店員 小原