
男体山が見えました。・・・事務所周辺では頂上が見える程度ですが、・・・足利のあるビルの頂上から大きく見えました。
部屋の広さ又は体積(ボリューム)と開口部(テラス戸や窓)大きさ(面積)の割合で、その部屋の雰囲気が変わります。
多くのホテルの部屋の窓は小さいですね。・・・部屋の雰囲気をコントロールして独自の雰囲気を作るためと思います。
敷地が充分に広いお宅では掃き出し戸(テラス戸)が壁一面に有りますが、・・・壁の存在感がなく開放感があり、内外一体となっています。
・・・テラス戸と窓の設置場所を間違えると、・・・居心地の悪い部屋となってしまいます。
テラス戸(名前のとおり)を設置したいところは、内外一体に使用するところ、例えば、リビングとテラスの間、その場合、テラスは隣接地から覗き込みがなく充分に落ち着いた雰囲気が必要ですね。
又広い庭に面した和室の南面または東面がよいです。
窓を設置する場合は床から窓下まで(腰高)の高さ、天井から窓上までの距離(下がり壁)の検討が重要です。
洋室(椅子使用)はある程度の腰高がある方が良いです。・・・椅子に座って外が見える腰高(80cm程度)です。・・・下がり壁の高さは小さくし上に視線が向く窓が良いでしょう。
和室や座式の洋室の窓の腰高は45cm程度、高くても60cmが良いでしょう。・・・下がり壁の高さは大きくし、落ち着いた安定した窓の大きさが良いでしょう。
部屋の広さがある程度ある場合は、テラス戸と窓の混合設置が部屋の快適性を増します。
縦長の窓は落ち着いた雰囲気を出すのに有効です。 正方形の小さな窓や横長の小さな窓は外部風景を心象的に見せるのに効果的です。
また、床近くの窓、天井近くの窓、それぞれの効果があります。・・・と開口部の設計は大変重要な要素と考えます。