お墓は鎌北湖を見下ろす形に位置する大師寺というお寺のある霊園にあり
法事はいつもお寺にお願いしています。
この墓は母が亡くなったときに建てたのですが
うちはちょい複雑で、
葬儀の際に親戚やら母の知人やらが集まったわけですが
宗教宗派がばらばらで、あーでもないこーでもないと
まだ世の中がわかっていない私たち兄弟姉妹は翻弄され
母は死んだ後に宗派を渡り歩くという
すんごいことになってしまい
妹などはこんなんで成仏できるのかとずいぶん心配してましたが
最終的に行き着いたここの大師寺のお坊様は
若くして大変出来たお方で
何もそんな事情も話してはいなかったのに
「だいじょうぶですよ。仏の道はひとつですから」
と 言ってくれた。
父もやはり複雑で
母とおなじように死んだ後宗派を渡り歩く結果となってしまい
兄弟姉妹で複雑な思いを抱えてた時にも
「仏様が望まれたからココに来ることになったのですよ」
と、言ってくれた。
とってもお優しいお坊さんだったのですが
ご事情で違う場所にいってしまいとても残念に思っています。
現在は、さらに若いお坊さんがお寺を引き継いでいます。
新しいお坊さんのきょうのお話は
真言宗では七回忌は
阿閦(あしゅく)如来さまが司っているそうで
阿閦如来というのは一般にはあまり知られていないけれど
お山ではとーっても大事にされている仏様で
大正の火事で燃えてしまった金堂にも安置されていた云々…
というお話を聞いて粛々と七回忌が無事に終了したのでした。

1月の墓参りというのは、ちょー堪えます。
花もこれから咲くつぼみでいい花だったのに
あれでは咲かずに枯れてしまいます

そういえばお墓や法事ごとは殺生を嫌うけど
切花はおっけーなんだなーなんでやろー?みたいなことを考えたりしました。